プラモデル制作日誌 其の八十五 | ホビーショップタムタム相模原店のブログ

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プラモデル部です。

 

今回、最初にご紹介するのは、こちらのイベント!

最近、クリアー・半透明素材キットを綺麗に作る方法のお問い合わせを多く頂いておりましたので、クリアー塗料を使用した、クリアー・半透明素材を活かした塗装に挑戦してみようと思います♪

 

そして・・・・ブログでは、そんな「クリアー・半透明素材のキット」を制作する時に担当が使用している工具を含め、制作時に感じた注意点やコツをお伝えできればと考えております。

 

まず、「クリアー・半透明素材のキット」ですが、当店の売場をチェックしてみると・・・・

 

例えば、クリアー素材を多く使用しているアイテムが多い「SDガンダム」のキットを見てみると

こんな感じで、キットの半分近くが「クリアー成型パーツ」となっております。

 

そして、半透明素材のキットは・・・・

コチラ、WAVE製「1/144L.E.Dミラージュ」がそうですね。

ご覧の通り、外装部分は白の半透明素材で構成されています♪

キットの約7割程が半透明の素材になっています。

 

こういったキットは、素材を活かした仕上げにした方が綺麗に仕上がると思いますし、もったいない気が・・・・・・

 

と、言う訳で・・・・今回はこういった「クリアー・半透明素材のキット」を制作する際にオススメの工具をご紹介します♪

 

最初にご紹介するのは・・・パーツを切り出す為の「ニッパー」です♪

 

クリアーパーツは普通のプラ素材より硬い物も多く、より慎重に切り出さないと割れたりする事もあります。

更に、よく切れる薄刃のニッパーを痛めやすい素材でもありますので、パーツは2度切り・3度切りするのが綺麗に制作するポイントだと思います。

 

最初は、

ゲートをある程度残して普通のプラニッパーを使用して切り出して

 

切れ味のいい薄刃ニッパーを使用して

ゲート部分を少し残すように切った後に、パーツぎりぎりの所を「そぎ落とす」感じで切り取っています。

 

その後は、切り口の研磨です。

最初にご紹介するのは定番アイテムの「紙やすり」や「ヤスリスティツク」です。

担当は大体、600番~1000番ので研磨してから、1200番~2000番で磨き、最後に更に細かい「フィニッシュ」等の仕上げ用ヤスリで仕上げています。

今回のイベントの様に、クリアー系等の塗料で塗装しない場合は、コンパウンドで磨いて光沢を出したりします。

 

但し、クリアーパーツは硬く割れやすい場合もありますので、研磨をする際には力加減にも注意が必要です。

 

そして、パーツの固定や合わせ目を消す時に便利な「接着剤」!

パーツの合わせ目をディテールとして活かす方法もありますが、バンダイ製の「ガンプラ」等、パーツの嵌め合わせだけで完成させられないキットもあります・・・・・・

そういったキットを制作する際には、接着剤が不可欠になります。

 

今回ご紹介しております、一般的な「プラスチック素材を溶かして接着(溶着)させる」接着剤は、普通のプラモデルを制作する際にも使い方次第で、パーツの合わせ目を消したり出来るので便利ですよ~♪

 

最後にご紹介すのは、

スペアボトル!(カラーの空き瓶でも大丈夫ですよ~♪)

調色した塗料の保存以外にも、無塗装で制作する時に使用する方が増えてきている「ランナーパテ」を作る時にも便利ですね♪

 

「クリアー・半透明素材のキット」の様に、パーツが割れたり、かけたりした個所の復元にパテが使用できない、使用しにくいキットを制作する時に便利な「ランナーパテ」の作り方、長所や注意点もご紹介できればと考えております♪

 

それでは、今回のブログはここまでとさせて頂きます。

 

塗装実演イベントの開催と前後するかと思いますが、次回から「クリアー・半透明素材のキット」の製作のご紹介を始めたいと思います。

 

次回のブログも、よろしくお願い致します。