プラモデル部です。
今回のブログより、新しいお題を始めさせて頂くのですが・・・・・
今回より制作するキットは・・・・・
コチラ!
「何だよ!結局それなのかよ!!」というツッコミがありそうなのですが・・・・
今回のブログより制作するキットは・・・
WAVE製「1/35 バーグラリードッグ」に決めさせて頂きました!!
出来の良いキットなので、ディテールアップを中心に制作を楽しんでみたいと思います♪
今回、製作するキットは友人から頂いたジャンク状態のキットを復活させた物でして・・・・・
同じキットを仮組みした状態のものがありますので、比較してみます。
左側が今回使用するキット
右側が担当が制作しようとしていたのですが、仮組みをして作業が止まっていたキットです。
制作中だった、同シリーズの「スコープドッグ」から流用したパーツが多く、色がまばらですが・・・・
並べて見ると、何ヵ所か破損していたり、カメラ部分が無い以外は同じ状態に出来ました。
今回のお題では、筋彫りをはじめとするディテールアップのご紹介を中心に進めて行きたいと思います。
使用するキットは、仮組み状態になっておりますので早速、
「筋彫り」を中心としたディテールアップから始めたいと思います。
今回のスジボリ追加作業で使用する工具はコチラ!
左から
・ミネシマ製「筋彫りライナー」
・GSIクレオス製「ラインチゼル (刃は0.3mm厚の物を使用)」
・タミヤ製「曲線用マスキングテープ(3mm幅)」
以上のマテリアルを中心に作業を始めていきます。
「筋彫りライナー」や「ラインチゼル」なら解るけど・・・・
何故、「曲線用マスキングテープ」を使うのだろう?と思われた方も少なくないかと・・・・
最近、諸事情で筋彫り用のガイドテープが入手しづらいことが多いのですが・・・・・
不通のマスキングテープより少し厚めの「曲線用マスキングテープ」をガイドテープの代わりに使用する事が出来ますよ!
今回は手持ちの3mm幅の物を使用しますが・・・
担当としては、5mm幅の物が筋彫り加工中にテープがずれ難いのでオススメですね。
「筋彫りガイドテープ」と「曲線用マスキングテープ」を使用しての作業時に共通する事は・・・・
「力を抜いて、何度もなぞる様にスジボリを彫る」事です。
これは、キットのモールドをケガキ針やチゼルでなぞり、深くする時も同じで余計な力を加えて作業すると、失敗しやすくなります。
慌てず、じっくりと作業する方が失敗も少ないのですよ~♪
では、先ずは肩アーマー部分から!
担当は、スコープドッグ系の肩アーマーは、縁側に補強用?の金属板がリベット止めされていると解釈しております
なので、境目に筋彫りを入れて別パーツに見えるようにしています。
肩アーマーの段差になっているところに筋彫りライナーを当てて、軽くなぞる様にスジボリを入れて行きます。
ここの部分は「補強用に薄い金属板がリベット止めされている」と解釈しておりますので、写真の様に針を立てて縦に筋を彫るのではなく・・・・
境目部分に針を「斜め」に当てて筋彫りを入れて行きます。
こうする事により、縦に深い筋彫りより見た目のメリハリは弱く見えるかもしれませんが、パーツの上に薄いパーツが重なっている様に見えるという表現は出来ているのではないかと思いますが・・・
「スコープドッグ」をはじめ、装甲騎兵ボトムズ登場するATのキットを制作する際に、こういった「薄めの補強板」の様な部分はスケールを問わず毎回、この方法で筋彫りを入れています。
今回の制作では、ディテールを施す個所の形状や装甲の厚さによって筋彫りの入れ方を変えてみたりしようと思っております。
続きまして、ミッションパックにも少し、筋彫りを入れて行きます。
キットの素組み状態がコチラ!
シンプルなディテールとなっております。
ここにディテールを加えていくのですが・・・・
この部分もメカ(機械)の一部、設定では追加武装の「火器管制システム」を搭載している装備なので、中にはメカが詰まっている訳ですよ。
このパーツの生産・整備の事を想像すると・・・・
ある程度は各パネルも分割されているのではないかと思うのですが・・・
当然、実物は見る事が出来ないので・・・あくまで想像ですが・・・・・
なので・・・・
今回は、エッジを一部落としたり、筋彫りを追加して複数のパーツが組み合わさって構成されている様に見せています。
円形部分の周りは、筋彫りライナーで彫ってからラインチゼルでなぞり、ラインの太さを周りと統一しています。
ラインチゼルで今回のような丸いモールドや曲線を彫る場合、刃が折れる危険性が高いですので、余りお勧めできません・・・ご注意ください。
刃が硬く、横方向の力に弱いので、意外と簡単に折れる場合がありますので、ご注意ください。
円形や曲線のモールドを彫る場合は、「筋彫りライナー」等のケガキ針を使用するのがオススメですよ!
そして、ガンプラのパーツ分割線を利用したディテールアップでよく見られる「段落ち」モールド
装甲の継ぎ目などを強調する時によく使われる技法ですが、なかなか同じ幅の段が出来ないとお悩みの方も少なくないのでは?
スジボリ堂さんから「BMCダンモ」という画期的な工具が発売されてはいますが・・・・・
最近、なかなか手に入り難い状態が続いております・・・・
今回は、担当が制作時にしている「段落ち」表現方法をご紹介したいと思います。
使用する工具は、作りたい段落ちモールドと同じ幅のチゼル(勿論、タガネでも大丈夫です。)と鉄製の定規、又は5mm幅程にカットした1mm幅以上のプラ板です。
やり方は、いたって簡単?
段落ちモールドを彫りたいパーツに定規か短冊状にカットしたプラ板を当て、ガイドにしてチゼル(又はタガネ)でラインを彫るだけです。
この時も筋彫りと同じで、力を入れずに軽く数回なぞり「段落ち」モールドを彫ります。
加工後の写真がコチラ!
別パーツであることを強調する事でメリハリや情報量が増えて来たのではないかと思います。
それでは、今回はここまでとさせて頂きます。
今回のお題では、ディテールアップを中心に、可能な限り工程をご紹介できればと思っております。
完成までは時間がかかりそうですが・・・・・
それでは、次回のブログもよろしくお願い致します。