プラモデル制作日誌 其の十七 | ホビーショップタムタム相模原店のブログ

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プラモデル部です。

 

今回も、製作中のプラッツ製 1/24 「NAC ガールズ&パンツァー PACIFIC RACING S14タイプ D1グランプリ 」製作の続きを・・・

 

前回までの姿が、コチラ!

デカールのトラブルがあったので、再度の予定変更!

残ったデカールと、担当の手持ちのデカールで痛車っぽく「でっち上げ」ていこうと思います。

 

そして、現在の姿が・・・・コチラ!

カーボンデカールを使用して、レーシングラインを入れてみました!

ボンネット先端に気泡が入ってしまっいたところを発見!

こちらも、他のデカールを貼る際に処理していきます。

 

今回、貼るのは・・・・

キット付属のデカールで使えそうな物と・・・・・

担当の友人より頂いた、「ガールズ&パンツァー」仕様の戦車に付属していたオマケのデカール!

 

以上の物を利用して、それっぽく出来たらな・・・・と思います。

 

それでは、作業開始です!

まず、水転写のデカールを使用しますので、水とデカールを浸けるための容器を用意します!

 

今回使用するのは・・・デカール貼りの時にとっても便利なコチラの商品!

wave製「デカールトレイ」

 

二重構造式のトレイなので、複数枚のデカールを水に浸けていても、同時に引き上げられるので水に浸けすぎてデカールの糊が流れてしまう事を防げる便利アイテム!

 

担当も愛用しております、なので今回もコチラを使用して作業します・・・・

年季が入って、汚くなってきていますが・・・・

機能に問題はございませんので、ご安心ください。

 

それでは、デカールトレイに水を注ぎます。

水は、上側の水切り機能の付いたトレイが軽く浸る位で十分です。

 

そこへ、デカールを浸けます。

担当は、10~20秒程浸けてから、水から引き揚げます。

このデカールトレイの便利な機能!2段目のトレイを持ち上げて、横にずらして置くと・・・

写真の通り、水切りが出来るのです!!

 

そして、このまま置いて・・・・

デカールの「糊」がふやけて、デカールが動かせるようになったら、キットへ貼りつけて行きます。

 

指や筆で軽く動かしてみて、デカール全体が動くようになれば貼れますが、大判のデカールの場合は慎重に確認してからでないと、デカールが敗れる原因となりますので、注意が必要です。

 

これからデカールを貼りつけて行きます

 

担当がデカール貼り付け作業時によく使用しているのが・・・

クレオス製

・マークセッター

・マークソフター

 

マークセッターは糊の成分にデカール軟化の成分が入った物で、デカールを貼りつける個所に塗ってから貼る事で、デカールの密着力を上げる工具です。

 

一方、マークソフターはデカールを柔らかくするための物で、貼りつけたデカールの上に塗り、キットの面に馴染ませて密着度を上げる時に使用します。

なので、マークソフターの使用には十分ご注意ください。

デカールによっては、溶けてしまう場合もございます。

 

デカールの使用しない部分を利用して確認してからの方が安全ですよ!

 

 

それと・・・・忘れちゃいけない!

綿棒!!

 

100円均一の物でも問題ないのですが・・・

 

各メーカーから発売されている模型用の綿棒を使用した方が、綿棒のサイズも複数ラインナップされてるので細かい場所にも対応できるので便利ですし、デカールに綿棒の毛が付着しにくい等、利点が多いですよ!

 

では、デカールを貼りつけて行きます。

 

まず、デカールを貼る場所に「マークセッター」を塗ります。

 

それから

デカールを台紙ごと、貼りたい場所へ持っていきずらしながらデカールを置きます。

 

デカールを置いた後、少しの間は動かせるので動かせる間に貼り位置を調整します。

 

今回、担当は指で動かしていますが・・・・

水を付けた筆を使用する方が、デカールを傷めにくいので、オススメですよ!

 

そして、綿棒を転がしながら水分とデカールとキットの間に出来た気泡を押し出していきます。

 

今回使用したデカールは、ボンネット部分より長いので余分な個所は半乾燥状態の時に切り取るのですが、ボンネット側は密着していないとデカールが割れる可能性もあります。

 

もう一度、ボンネットとフェンダーの間にあるモールドにマークセッターを流し込んで、密着度を上げていきます。

 

そして

モールドからはみ出さない様に注意しながら、デカールの余剰部分を切り取ります。

 

今回は普通のカッターナイフを使用していますが、刃の先端が鋭利なクラフトナイフやデザインナイフを使用した方が曲線が多い場合は作業しやすいですよ!

注意する点としては、余計な所を切らない様に慎重に作業する事と、良く切れる刃で作業する事でしょうか。

切れ味が悪くなってきた刃先で作業するとデカールが割れてしまう場合もあるので、注意が必要です。

 

そして、レーシングラインを引く際に使用したカーボンデカールに出来た気泡の処理と、曲面に貼りつけているので、デカールを馴染ませるためにもマークソフターを使用します。

 

気泡部分には針やクラフトナイフなどの先端が鋭利な刃物の先で小さな穴を開けて、そこにマークソフターを塗ります。

 

少しすると、マークソフターを塗った個所が柔らかくなってきますので、水を付けた綿棒や筆で押し付けるように密着させます。

 

 

この時に力を入れすぎたりすると、デカールが破れたりするので、水を付けた綿棒を使用する場合は上から軽く抑えるか、綿棒を転がしながら密着させると失敗しにくいですよ。

 

 

御覧の通り、デカールがしっかりと密着されました!

完全換装する前に切り込みを入れたデカールの余剰部分を剥がせばボンネットのデカール貼り付けは完了です。

 

その他にも何枚かデカールを追加!

これでデカール貼り付けは完了です!

 

あとは、塗装まで1~2日程かけて完全に乾燥させてから、キットの表面に残ったノリを水で湿らせた布やティッシュペーパー等で拭き取ってあげれば、クリアーコートに移れます!

 

今月の店頭での塗装実演イベントでこのキットにクリアーコートをしていこうと思うのですが・・・・・

 

ただ、このキットにクリアーを吹き付けるだけでは面白くない!

 

と、いう訳で・・・・

クリアーコート前に一手間入れてみようかと・・・・・

 

担当も使用してみたいと思って購入したのは良かったのですが、なかなか使う機会も無かったコチラの塗料!

ガイアノーツ製

「プレミアム ガラスパール」!!

 

下地の色を問わず使用できるコチラのパールをデカールの上に吹き付けてからクリアーコートを使用と思います。

 

担当の友人や知人で使用している方も多く、評判が良いパールクリアーなので、デカールの上に吹き付けてみたら、どんな表現になるのか楽しみですね♪

 

タムタム相模原店 プラモデル塗装実演イベントは・・・

 

11月3日(日曜)

14:00~18:00の予定で開催いたします!

 

ガイアノーツ製「プレミアム ガラスパール」は今回製作中のシルビア以外にもサンプル様に塗装してみるかも?

 

是非、ご興味のある方は塗装実演イベントを覗いてみて下さいね~

 

それでは、今回のブログはここまでとさせて頂きます。

 

次回も宜しくお願い致します。