さて、俺達新入生も坊主だが、当然、上級生もみな丸坊主だったので、いざ入学してみると上級生でイケメンな人の丸坊主にも萌えていった。
特にロッテの井口似の野球部のエースに萌えたが、学校のスターだったその人は女子にも人気が高く、あまり話すこともなく卒業していった...。

先述のイケメン同級生同士の間ではどこか互いに意識し合っているところがあって、俺とセイジ君、それにケンゴ君とヨシヒロ君は本当にクリクリの青い頭にあの床屋のおじさんにされたが、いざ、その頭を見るとそれに刺激されたのか、タカシ君とノリユキ君は五分刈り頭だったのに、次回は二分刈りになり、タカシ君は6月には晴れて五厘刈りにし、ノリユキ君も夏休み前に五厘刈りになった。

この6月から夏休み前の時期は、蒸し暑くなって来たのと、部活で夏の大会が始まる前に気合いを入れようということで、全校的に特に短いクリクリの五厘刈りに3年から1年まで揃ってしてくることが多かった。
最後まで五厘だけは渋っていたタカユキ君とタロウ君も、結局は五厘刈りになるのだが、この中一の夏休み前の時期はセイジ君、ケンゴ君、ヨシヒロ君、タカシ君、ノリユキ君、タクヤ君、それに自分(テツヤ)が揃ってクリクリの青い五厘刈りで、このイケメンメンバーで一番クリクリ頭が揃った時期だった。

五厘を渋っていたタカユキ君は、秋の大会で大ミスをして、11月の始めというそろそろ秋風も本格的に寒くなる時期にクリクリの五厘坊主にされたが、岡田准一に似た、幼稚園の時以来の付き合いで幼児期に既に美形だった彼がとうとう青々とした頭にされたのを見て、頭の形も丸く綺麗だし、激しく萌えて、当時は刈りたての彼の頭を撫でまくった...。

入学当初こそ青い一分刈りにしたものの、その後は良くて五分刈り、むしろこまめに切ることで一枚刈りに近い長さを保ち続けていたタロウ君も、中2の夏大会前に部員一同気合いの五厘刈りにすることになり、とうとう青々とした頭をさらけだすことになったが、クリクリ頭だとやはり大きな耳が一段と目立ち、タロウ君の久々の青い頭にも萌えまくった...。

この時はタカユキ君も五厘刈りになったのだが(タカユキ君はその後、夏の大会でやはりミスをして、五厘さえ甘い、スキンヘッドにさせられ、剃刀で頭を剃られた...これがまた未だに萌える...!)、タカシ君とタクヤ君が1枚刈りの「長髪」で、ケンゴ君も五分刈りだったので、残念ながらイケメンメンバー全員が揃ってクリクリ坊主になることは無かった。

だが、当時のこのメンバーの坊主頭が未だに自分は忘れられず、今は貴重な思い出として残っている...。

特にセイジ君とは中学3年間、愛し合っていたのだが(互いに男女合わせて初めて肉体関係持ったのも、俺とセイジ君である)、今でも坊主頭のセイジ少年を思い出してはオカズにしているのだが、付き合いが深かったが故に、今はもう決して会わない存在になっている...。