製作中の5弦ベース。
外周のR加工中です。
小さいRだと、トリマーで荒加工ということもできますが、今回のR加工は20Rということもあり、手作業で加工を進めます。
南京鉋と豆平鉋を使って、大体の形を作っていきます。
こんな感じで。外周に鉋の跡が残っているのが見えると思います。
このR加工、結構大変で、何度も出来具合を見ながら進めます。とはいえ、同じ作業がかなりの時間続くので、だんだん手早くできるようにはなってきますが。
表の次は裏の加工に移ります。
ボディ厚が42㎜。20Rなので残り2㎜。ボディサイド全体が丸ーく仕上がります。私はどちらかというと小さいRで加工された角のあるシルエットが好きなので、初めての加工になりますが、これはこれでとても気持ちいい。いつものことですが、作ってみて初めてよさに触れ、好きになるものがたくさんあります。例えば、アッシュ材・マホガニー材など、そして、このR。
ここまで終了。まだまだ荒加工なので、次は滑らかに、全体のつながりのいいように美しく加工していきます。