先週からわたしは、ロングバケーション。
40年以上ぶりに、気の重かったハローワークへも行けて、少しだけ前進できてほっとした気持ちも感じました。
けれども、具体的に求人内容を見せていただくと、自分に果たしてできるのか、そんな心構えができているのかと怖くもあり、背筋が伸びる気持ちにもなりました。
勤めることを始めたらきっとできなくなると、天気の良い日は、朝から、草取りに精を出しています。せいぜい2時間というところですが、全部着替えるほどの汗をかきます。
やればやっただけ成果が見えるので楽しいし、草のたくましさには、わたしもがんばるぞと元気をもらえます。
アゲハの幼虫にも時々出会って、雑草がなくなり、丸裸になってしまった土の上を、次の居場所を見つけに一生懸命移動するのを見るにつけ応援したくなります。早めに気づいたら雑草を残しておくのですけどね。
昨日は、滅多に家を空けない、ピアノの音が苦手な家族が用事で遠出しました。
もう一人の家族も通院で留守に。
ピアノ練習、気兼ねせずに、たくさん気ままにできました。
最近のロングバケーション中は、気を使いながら、弾けはしたのですが、ね。
アップライトで弾くときは、弱音ペダル必須。
自分の耳にもよく聴こえなかったりするから、音色がどうのこうの、とか、タッチがどうのこうの、という練習にはなりません。
聞こえないせいか、一生懸命弾きすぎるのか、最近、押さえつけたような弾き方をしているような気がしました。
練習室のグランドピアノも以前感動したほどの音が出ないのは、グランドピアノの状態なのか、私の弾き方の問題なのか、わかりません。
とにかく、よい弾き方を思い出したいなということが、最初の目標。
気を使いながらの練習や、レンタルでの練習では、効率を優先させるので、試し弾きなどのゆとりがないんです。
昨日は、最近読んだお気に入りブログの方の記事から、ブルグミュラーの18の練習曲が弾きたくなりました。関連して難易度を示した動画にも出会って興味深かったんです。順位や解説を発表される際に、少しずつ流れる曲を聴きながら、これ、好き、弾いてみたい、などを書きとっていました。
※たまたま出会った動画※
書きとったメモを見ながらさっそく弾いてみました。
最近、ツェルニーやモーツァルトのような古典の練習が主だったから、ブルグミュラーのようなロマン派(たぶん・・・)が、たぶん、ピアノの弾き方を思い出すにはいいようにも思ったんです。
たくさん、弾いてみました。
弾いたと言っても、ポツポツ譜読みしただけなんですけどね。
結局、計算してみたら、ブルグミュラーだけで2時間弱弾いたみたい。
ブルグミュラー18の練習曲より、譜読みしてみた曲
7 子守歌 |
14 ゴンドリエの歌 |
15 風の精 |
18 紡ぎ歌(ゆっくり一回だけ) |
11 セレナード(少し) |
10 すばやい動き(少し) |
今まで取り組んだことのある、ゴンドリエの歌、風の精、が、やはり好きでした。
紡ぎ歌は、指が慣れたら、楽しいのかも。
ようやく気が済んで、その後、おもむろにハノンを。
最近、音階をやる都合で、20番までしかできないことが多かったけれど、久しぶりに38番まで弾けました。
四分音符80の速度だから40分くらいかかったみたいです。
そのかわり、スケール、アルペジョは省略しました。
指が、多少は、動きやすくなったかな・・・。
あまり実感はできなかったけれど、たぶん。
その後ツェルニーを弾こうとしたとき、いつもより、ミスが少なくなった気がしました。
録音もしてみました。
録音ボタンを押してからも、気持ちを落ち着けたりの時間をたっぷり取りたくなりました。
集中力が少し良かった気がします。
途中で切れたりもしたけれど、いつもに比べたらよかったです。
練習時間が取れないなら、あれこれ弾かないで、ツェルニーも1曲にした方がよいのかなとも思ったりは、最近、へこみ中に思ったことですが、今回たくさん弾けたことで(ツェルニーだけに限るとたくさんではないけれど)、このまま続けても良いかなとも思えました。
そのあと、一番、肝心なモーツァルト。
さえない音しか出なくて、発表会の曲を変えるべきかと、苦しんでいました。
逃げの気持ちが、練習の順番にも表れる??
弾きづらいところから、部分練習を始め、その続きで終わりまで行ってみたり、また少し前から行ってみたり。
いつの間にかやめられないくらい夢中になってしまっていて。
ゾーンに入っている、って、こんな感じか。
気が触れたかと、近所の人、思ってないかなとか、ちらっと、脳裏をかすめます。
3楽章を知るには、2楽章を弾いてみたらよいのでは、と思って、弾いてみました。
譜読みしただけです。
2楽章、好きだなぁ・・・。
わりと弾きやすかった。
(最初はそう思うけれど、弾いているとだんだん難しくなるんだろうな。3楽章もそうだったから。)
そして、1楽章も弾いてみました。2楽章よりも難しかった。
始めから終わりまでたどたどしく1回弾いただけです。
そして、何かがわかったかというと、そうそう簡単には、わかりません、ね。
少しだけ、少しだけ、抑揚もつけたくなってきたかな、というところです。
モーツァルトは、合計で、1時間強でした。
ツェルニーは合計で、1時間弱でした。
で、全部の合計は、4時間43分でした。
こんな長いのはとっても久しぶり。
自分の体力もまんざらではないなと。
好きなことならできる、と。
夕飯、さぼっちゃおうかなと誘惑に負けそうだったけれど、もうちょっと、というところでやめた方が後々いいことと、生活の基本をちゃんとした方が、メンタルにいい傾向があるので、潔くやめて、ちょっと遅い買い出しに出かけました。外に出るのも気分転換によいです。
焼き肉用のお肉が値引きになっていたので、ちょっとだけ贅沢しました。
【練習中】ツェルニー40番より34番
録音日:7月8日(3回目) ピアノの後方2メートルの棚の上に置いて録りました。
弾き始める前に20秒以上間があります。
楽譜を見ています。
【ゆっくりです】ツェルニー40番より35番
録音日:7月8日(1回のみ) ピアノの後方2メートルの棚の上に置いて録りました。
弾き始める前に20秒以上間があります。
楽譜を見ています。