やりました!見事な優勝劇です。

でも、待てよ、もしかしたら、これは夢か?

そうだ、きっと、これは夢にちがいない。

しかし、例え、夢だとしても、もう少し、この感動を味わっていたいものよ!
あ~でも、ダメだ、そろそろ起きなければ…、

会社に遅刻してしまう。
畜生!おはよう!

久方振りに、クレーコートにやって来たんだけど、可憐なる草花が辺り一面に咲きほこり、そりゃあ、綺麗な事たらないよね!
でも、テニスは非常に、やりづらいので、なくなく、それらを引っこ抜き、さらに、念には念を入れ、ええ、ローラーで、まっ平らにしてやりましたよ!

悪魔だな、君は!
私だったら、とりあえず一旦は、そっと引っこ抜きはするが、終わったら、必ず埋め戻しますけどね。

まあ、5連敗ぐらいまではね、仕方ないっすよ。

けど、それ以上は、負けてられないですよ。

私にも、プライドがありますからね。

まして、10年近くのキャリアがある、この私が、そんな昨日今日はじめたばかりの相手に、連敗するなんて、まさか…。

でもなあ、やっぱ、10連敗ぐらいまでは許容範囲としとくか…。

なに、なにがあったの?

普通は逆なのにね。

まあ、人生、山もあれば、谷啓もいますからね。

従って、再び、這い上がって来て下さい!

待ってます。

「あ、ごめん、今、ボレーにいって、ラケットに、かすっちゃたんだけど…なんで、続いてのかな?」


「あ、いいの、いいの、君は、おみそ扱いだから。気にしなくて結構!」


「ええ?子供かよ、俺は!」

「な、なんだと?じゃあ、どっちが、本当に弱いのか、今日こそ決着をつけようぜ!」

「ああ、のぞむところだ!しかし、今日はまずいな。なぜなら、ヘルニアが、また一段と悪化し、サーブどころか、トスすら上げられないからな!」


「バカヤロウ!何、甘っちょろい事、言ってやがんだ!こっちは、ギックリ腰で、立ち上がる事すら出来ねーちゅんだよ!」

うーん、なるほど、なるほど。貴公も、いよいよ、そのような老境に到達致しましたか! まあ、でも、しゃーないよね!小便だけに!(上手い!)
昨日も美しく我は散った。そう、まるで、この木の花のようにね。

あのう、えらく、ご自分の事を美化しておられるようですが、実際は、昨日も、ただ単に、君の度重なるイージーミスの連発によって、あのような大敗を喫ってしまっただけの話ですよね!
それから、そんな安っぽい感傷に耽っている暇があるならば、ペアである、このわたくしにも、ちょっとは、謝罪をしてくださいますよう、どうかお願いを申しあげます!

無論、常時、私が、ちょろちょろと、後ろの方で、カバー役を。

そして、うちの妻が、超攻撃的前衛という事になりますが。

ええ、我が家に、平行陣なんていう、フォーメーションは皆無ですから。