息子の同級生に東洋系の顔立ちの子供がいる。昨日、ハロウィンのパレードが学校であったので、妻が学校に行ったのだが、その時にその子に声をかけて、どこの出身か聞いたら、"I'm a Chinese. I'm adopted."と答えたそうだ。要するに中国人だが養子に来たと言うことらしい。詳しい事情は知らないが、実際両親は明らかに中国系ではないという。

こちらでは、明らかに欧米系の顔立ちの両親が、アフリカ人や東洋人の子供を引き連れている(ときには複数の子供の人種がばらばらなことがある)ことが結構多い。人種を越えた養子縁組が盛んなのである。

そういえば、前学会で知り合いになったUSGSの人が小さい子供を連れていた。お母さんに当たるその人は誰がどう見てもヨーロッパ系アメリカ人であるが、子供は東洋系であった。そのUSGSの人は、うちの子は中国人なのよ!と、まああっけらかんとしているのである。

日本だと、大人になってからの養子ならばともかく、里子里親的な関係の場合は、結構世間との関係が微妙なような気がするし、そもそもそういう事例がオープンでないから実態がわからないのであるが、こっちはあなたは私が産んだ子ではないけれど愛しているみたいな感じで、親子関係がオープンに構築されているようである。

アメリカでは人種の問題が完全に解決したわけではないなどと、日本のメディアや識者はしたり顔で言うが、問題があることを百歩譲って認めても、日本のように在日韓国人や日本人と外国人のハーフでさえ付き合い方が時として難しくなる現状に比べると、人種間の統合は遙かに進んでいることは明らかであろう。あんまり人の国のことをあれこれ言う前に、自分の国をちゃんとした方が良いと、そういう人には言ってみたい気がするのである。