米国の学校がどこでもそうなのかは知らないが、うちの子供の小学校には all star bucksという学校のなかだけで使える通貨がある。ちなみにbuckとは米語で1ドルのことである。どう言うときにもらえるかというと、子供の話によると月に1回、3ドルずつ全員もらえるほか、一週間宿題を忘れずに出し続けたなどの善行を積むと2ドルなどといった感じでもらえるらしい。

ちなみに下の子供が在籍する1年生ではお札がもらえるのであるが、上の子供がいる4年生ではなんと小切手とお小遣い帳でお金を管理するという。すなわち3ドル上げると先生に言われたら、小遣い帳に3ドルを書き入れ、何かものを買うときは小切手で支払って、小遣い帳からその分を引くのだそうだ。さすが小切手文化が発達した米国だけのことはある。

さて何を買うかというと、下の子供のクラスでは金曜日の朝に有志の親の手伝いでPod6 star bucks storeという模擬店がたつ。ここでおもちゃや文具の類が売られるのである。ちなみにPod6とはうちの子供の通っている教室の建物の名前である。

上の子供の場合は、やはり教室内に同様の商品が陳列してあって、週に1回だかなんだか販売の時間が設けられるのである。

さて商品をどうしているかというと、親に寄付の呼びかけがあって、親が呼びかけに応じて寄付しているのである。上の子の場合は先生がどうも商品を自前で用意しているらしい。

寄付に関しては日本の感覚から見ると結構派手である。商品以外にも金銭の寄付が求められる場合がある。見返りもはっきりしていて、たとえばうちは(税金を払っていない、タダの外国人なので)200ドル寄付したが、そうしたら特別科学教室みたいなのに招待された。招待されたのは30人か40人くらいだったと言うから、全校の3~5パーセントくらいはその程度の寄付はしていると言うことであろう。

日本だと、なんとなく寄付をした人もしない人もと、結果の平等を求めがちのような気がするが、米国はべつにそういうことを構わないのである。大学でもそうだが、ほんとうに人間関係に気を遣わないで生きていられるのは、米国の良いところである。日本もPTAがバザーなどをやっていて、うちの母親などは手間がかかるとか、商品が大したことないのに高いとか批判的だった(私の子供の小学校でもバザーは多分あるのだろうがよくわからない)。いつもストレスが溜まる日本のPTA活動のことを考えると、アメリカのあっけらかんとした寄付文化はうらやましいのである。