『墜落JKと廃人教師 Lesson2』 | なにわの司法書士の徒然草

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毎日放送(TBSテレビ系列)火曜24時59分のドラマ

 

『墜落JKと廃人教師 Lesson2』

 

 

ネガティブで自殺願望のあった女子高生と「廃人」とあだ名されるクズ教師との

 

吊り橋効果から始まった恋を描いた前作から1年

 

後輩の男子生徒が出てきたこともあって、学園ドラマの定番として高校3年生なんだと

 

勝手に思い込んでしまっていたが、どうやら進級して今が3年生だということのようだ

 

 

その1年の間に、高石あかりはNHKの『私の一番最悪なともだち』で

 

蒔田彩珠とW主演するなど顔を目にする機会が増えて

 

ほぼ無名だった前作とはまた違った目線で見ることができそう

 

 

やたらと歯の浮くような台詞で愛を口にするくせに、一線を越えず踏み込まない橋本涼と

 

すっかり恋に落ちているのに、ネガティブな性格が邪魔をしたり

 

橋本涼のクズな部分に一瞬にして感情が消えて冷めた目で橋本涼を見たりする高石あかりの

 

もどかしくもコミカルな関係性は相変わらず

 

 

第1話でも、橋本涼が高石あかりを「JK」と呼ぶことについて「お前が積極的だから」と

 

とりあえずの思い付きで答えた橋本涼の言葉を

 

そうか自分が距離を近づけているうえに名前まで特別な呼び方だと他の生徒に周知されるから

 

敢えてのJK呼びなのか、だからバレンタインのお返しも部屋の空気を詰めた瓶だったのかと

 

勝手に善意の解釈を始める高石あかり

 

なのに、急に机に押し倒して「欲求不満の抑止力だよ」と耳元でささやく橋本涼

 

心をときめかせるが、「よし、一線越えちゃおう」の言葉に一瞬にして冷める高石あかり

 

2人の恋と呼んでいいのかどうかもわからない関係は今作でも健在だ

 

 

今作での新しい展開は、高石あかりの兄の登場

 

前作でも兄の存在は台詞としては出て来ていて、高石あかりは兄のマンションに

 

住んでいるという設定だった

 

今作では、仕事でマンションを離れていた兄が戻って来たようで

 

しかも、橋本涼ともともと顔見知りだったような会話

 

 

だとすると、橋本涼が高石あかりのピンチにいつもストーカーのように姿を現したのは

 

単なる偶然でも、高石あかりが自殺願望のある目が離せない生徒の1人だったからでもなく

 

出張か何かで遠くに離れる兄が、妹のことを心配して知り合いで教師の橋本涼に

 

守ってくれるように頼んでいたということかもしれない

 

橋本涼の気持ちが高石あかりへの愛ではなく、兄代わりをしていただけだとすると

 

どっぷり恋に落ちている高石あかりとしては寂しいところ

 

さて、ここから1年で2人の関係はどのように変わっていくのだろうか