『ダブルチート 偽りの警官Season1』・最終回 | なにわの司法書士の徒然草

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テレビ東京金曜20時のドラマ『ダブルチート 偽りの警官Season1』

 

 

民放テレビ局とWOWOWとの共同製作による連続ドラマは珍しくなくなった

 

地上波で『Season1』を、WOWOWで『Season2』を放送するというスタイル

 

今回もこの最終話の2週間後にはWOWOWで『Season2』が放送開始

 

一方では両方を併せて1つの作品という連続性が必要でありながら

 

地上波だけ、WOWOWだけ、という視聴者も満足できるような作品にすることも要求される

 

 

その一番の鍵は『Season1』の最終話の終わり方だと思っていて

 

一応の結末はつけなければならず、「つづく」ではいけないと考えている

 

そこに、何か続いていくようなことを匂わせるのはいいが、次に起こることをはっきり見せて

 

視聴者に「この後どうなるのだろう」という気持ちを持たせたまま終わらせるのは

 

違うのではないかというのが個人的な考え

 

 

もちろんこういうことを書く理由は、今作の終わり方が個人的に気に入らなかったから

 

宿敵である詐欺師の鈴木浩介を逮捕、『Season1』としての結末を迎えながら

 

鈴木浩介の発言によってもっと大きな組織の存在を匂わせただけでなく

 

連行中のパトカーが大型トラックに幅寄せされて事故、鈴木浩介は死亡、向井理も負傷

 

一方で署の方では、向井理に殺人の罪で逮捕令状が出るという話

 

画面には『Season1』に出演していない市原隼人や陣内孝則さんの顔が映し出される

 

 

最初からWOWOWでの『Season2』の存在が告知されているとはいえ

 

あくまで1つの作品である『Season1』のラストが「『Season2』につづく」では

 

とてもドラマ完結とは言えず、ややもすればWOWOW加入への宣伝とも取れてしまう

 

 

警察官の向井理が詐欺師となって詐欺師を騙し、だまし取った金を詐欺被害者に返すという

 

ネズミ小僧だったり、『クロサギ』のような展開が基本となる今作だが

 

捜査二課が追っていた詐欺師Kの正体が向井理だとバレた今となって

 

『Season2』がどういうストーリーにするのかというのも気になるところ

 

向井理が詐欺をしていた理由も、恋人を失うこととなった事件の犯人、鈴木浩介に近づくため

 

その恋人の松本若菜も、実は鈴木浩介の詐欺に手を貸していて最終話で逮捕され

 

WOWOWでの『Season2』のCMでは出演者として名前も並んでいなかった

 

『Season2』は全く違うストーリーになりそうで

 

もしかすると向井理主演でもないのかもしれないと思ってしまう

 

 

現在フジテレビで『ギフテッド Season2』が放送中であるように

 

フジテレビは1~2年後に地上波で『Season2』を放送してくれることが多かった一方

 

TBSの『MOZU』は、10年ほど経った今でも地上波では放送していない

 

テレビ東京が『Season2』を地上波で放送するのか、それはいつになるのか

 

そういうことも気になってしまう