『ソロ活女子のススメ4』・最終回 | なにわの司法書士の徒然草

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テレビ大阪(テレビ東京系列)水曜25時35分のドラマ『ソロ活女子のススメ4』

 

 

江口のり子があちこちソロ活をするというシリーズも4作目

 

さすがにソロ活のパターンもネタ切れになってしまったようで

 

打開策を探ろうという制作陣の苦労が見え隠れしている

 

 

『孤独のグルメ』やであれば、飲食店に入りさえすれば一応のストーリーは成立する

 

もともと様々なパターンを作ろうなんて気はさらさらない

 

松重豊さんが仕事終わりに腹が減って目についた飲食店に飛び込んで飯を食らうだけだ

 

 

今作は、パート1や2の頃にはいろいろな種類のソロ活を描こうとしていたが

 

このパート4では半分ぐらいが飲食店の印象だが、ランチもディナーもティータイムも

 

立ち飲みだって既に経験済み

 

ステーションホテルに泊まったりしてもみたが、たしかパート1の時には

 

本来2人で泊まるべきファッションホテルにまで1人で泊まっている

 

いっそのこと、『孤独のグルメ』のように飲食店に限定してしまった方が楽なのだろうが

 

『ソロ活』と謳ってしまった以上そういうわけにもいかない

 

 

そして、気づいてみればとりわけて『ソロ活』を謳う必要のないことも増えてきた

 

飲食店なんかはその最たるものだろう

 

中盤には、いつも温かくソロ活を見守ってくれていたはずの同僚が

 

「誰でも1人でできることをやってるだけじゃないか」とか「コロナのせいもあって

 

1人で行動する人が増えたのでソロ活も特別なことじゃない」とか

 

「これからはグループ活動の方がドラマチックなのでは」とか

 

こちらの言いたいことを全て言ってくれた気がする

 

 

あとは、行動に変化がつけにくくなったせいなのか、尺を埋めるために

 

やたらと歴史を語ったりする場面が増えたようにも感じる

 

施設の歴史ならまだしも、街の歴史や個別の飲食店の歴史を長々と語られてもと思うし

 

台湾に行って日本人との関わりとか日本史の授業じゃない

 

 

唯一と言っていい、興味深い展開だったのが、江口のり子の名をかたって

 

『ソロ活女子』とSNSを発信するアカウントが出現したこと

 

どうなるのかと思っていたが、そのアカウントに対して何かのアクションをすることも無く

 

逆に、そこにあった写真の巨大迷路に行くことにするという展開

 

自分の名前を語られていることは全く無視とは何とも拍子抜け

 

こうなったら、変な小細工なんてするのをやめて、『孤独のグルメ』のような

 

「偉大なるマンネリ」を目指した方がいいかもしれない