『季節のない街』 | なにわの司法書士の徒然草

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つれづれなるままに日暮らし
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そこはかとなく書きつづれば
あやしうこそものぐるをしけれ

テレビ東京金曜24時42分のドラマ『季節のない街』

 

 

なにげなく見ていたら、エンドロールに「原作 山本周五郎」のテロップ

 

さらに、「脚本・監督 宮藤官九郎」

 

文学賞に名前が残るほどの文豪の作品をもとに、宮藤官九郎氏が脚本・監督

 

なぜそんな作品をこんな深夜に放送しているのか、ただただ驚き

 

 

とは言っても、原作となった山本周五郎氏の小説を読んだこともなく

 

しかもそれを現代版にアレンジしているし、エンドロールを見るまでは

 

何を描きたい作品なのか全く見えても来なかった

 

 

舞台になるのは仮設住宅

 

「あれから12年」とかレポーターが来ているので、おそらくは東北のどこかで

 

東日本大震災による被災者の仮設住宅なのだろう

 

街と呼べるほどの規模ではないが、数十人が暮らすこの仮設住宅が街であり

 

その街に住む人々の日常を描いていくことになりそう

 

山本周五郎氏の時代ならば、戦後のバラック小屋といったところか

 

テーマは、貧しくも楽しく生きている人々の強さといった感じになるのだろうか

 

 

主人公の池松壮亮は、直接の被災者ではなく、新たにこの仮設住宅にやって来た男

 

鶴見辰吾に連れて来られ、仕事はリモート、報酬は電子マネーだと言われ

 

報告書と題して、仮設住宅の人々のことを何やら書いているので

 

フリーの記者なのか、それとも鶴見辰吾が探偵でその下請けでもしてるのか

 

何かよくわからないことがたくさん

 

 

第1話は、濱田岳が巻き起こした騒動が描かれたが、こうして毎話

 

1人の住人にスポットを当てて描いていくことになるのだろうか

 

第1話を見ている限りでは、濱田岳の他の住民は仲野太賀やベンガル、片桐はいりに

 

荒川良々、三浦透子といったあたりが現認できたが、キャストロールにはそれ以外にも

 

高橋メアリージュン、MEGUMI、又吉直樹、前田敦子、伊藤修子といった名前があり

 

映っていたことにさえ気づかないほど贅沢な使い方をしている模様

 

8話程度、1話1人描いていくには十分な陣容だろう