『院内警察』 | なにわの司法書士の徒然草

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フジテレビ金曜21時のドラマ『院内警察』

 

 

タイトルを見た時は、中学校内に常駐する警察スクールポリスを描いた『青のSP』

 

みたいなものを想像していたが、どうやら『院内警察』というのは民間の組織で

 

警察と名付けてはいるが、公的な警察組織ではないようだ

 

病院内の患者同士のトラブルや迷子の対応、遺失物の捜索などなど

 

ささいな問題を解決するのが仕事、ドアにかかっている「院内交番」の言葉の方がしっくりくる

 

 

とはいえ、もちろんそれだけではドラマにはならない

 

おおよそ第1話で流された映像をまとめるに、桐谷健太の恋人だった入山法子が

 

この病院に入院中、もしくは手術中に死亡

 

その担当医が、いまや世界的な名医として知られている瀬戸康史で

 

桐谷健太は恋人の死に瀬戸康史が関わっていると疑っているので

 

警視庁の捜査一課という立場を捨ててまで、この病院の『院内警察』にやって来た

 

そんなところだろう

 

 

そうすれば、市村正親さんのように警察を定年退職したような人が多い『院内警察』に

 

桐谷健太のような若い人材がいるのも納得がいくし

 

医師のさとうほなみが桐谷健太に協力しているというのもありがちな展開

 

桐谷健太が妙に医療の知識を持っているのも、恋人を亡くしたことで捜査したことと

 

さとうほなみの協力というところか

 

 

いずれにしても、瀬戸康史に対する個人的な恨みというのがストーリーの軸になりそう

 

『チームバチスタ』シリーズの仲村トオルさんのように、医療事故を通して

 

病院全体の隠ぺい体質や深い闇に踏み込んでいくという雰囲気では無さそうだ

 

新たに院内交番に配属された長濱ねるも、思ったほど桐谷健太に振り回されたりしないし

 

大きくストーリーに関わってくることがないように感じる

 

もう少し、『院内警察』本来の立場での活躍も見せた後で

 

瀬戸康史との対峙に移行してもよかった気がする