義母と娘のブルース | なにわの司法書士の徒然草

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そこはかとなく書きつづれば
あやしうこそものぐるをしけれ

TBSテレビ火曜22時のドラマ『義母と娘のブルース』



綾瀬はるかさん主演の新作は、ひと味違ったラブコメディとなりそう


ドラマが始まったり映画が公開される度に積極的にバラエティ番組に出演して


無邪気な笑顔を振りまき、またCMのイメージもあって、笑顔の印象の強い綾瀬はるかさんだが


連続ドラマに限っては、ここ数年は笑顔のほとんど見られない作品が続いている


昨年10月期に並行して放送された日本テレビの『奥様は取り扱い注意』では元工作員


NHKの『精霊の守り人』では用心棒ということで、アクション中心で笑顔もうっすらとした笑顔だけ


TBSでも、前作の『わたしを離さないで』は、重々しいテーマで終始笑顔など出てこない作品だった



そして今作でも、一流企業の堅物営業部長ということで、何があっても全く表情を崩さない


『ホタルノヒカリ』のような天真爛漫な綾瀬はるかさんを見てみたい気持ちもあるし


このような役では綾瀬はるかさんの魅力が発揮されないのではないかという気もするが


一方では、このようなアンドロイドのような無表情無感情の女性を演じきれるのは


綾瀬はるかさんを置いて他にはいないのではないかとも思う



ストーリーは9年前からスタートする


「私」の一人称でナレーションをするのは小学生の娘役


ただ、しっかりとした口調とエンドロールからすると、担当しているのは上白石萌歌


9年後、成長した子供を演じるのは上白石萌歌ということなのだろう



妻に先立たれた竹野内豊さんが、幼い娘の前に新しいママだと連れてきたのが綾瀬はるかさん


仕事の鬼のようなキャリアウーマンで、手段を選ばず狙った仕事を落とすことで


「金属業界の戦国武将」と呼ばれている


子供に対しても、いきなり名刺を差し出したかと思うと、堅苦しいビジネス口調で語りかける


子供に受け入れられていないとなると、すかさず案件をいったん持ち帰り


時間をかけて戦略を練り直し、子供に好かれることを営業のプレゼンと同列に考えている



そんな綾瀬はるかさんが、最初に子どもに会った時に渡した封筒の中身は履歴書


様々な戦略の末に、ようやく子供の心をつかむことに成功した綾瀬はるかさんの元に


子供から郵送されてきた封筒を開けてみると、それは「合格採用通知」


なるほど、ここで打ち解けて第2話以降は一気に9年後に時間が飛ぶのかと思ったりしたが


通知を受けた綾瀬はるかさんは、放課後の児童館に飛んで行って他の子供もいる前で感謝の腹芸


全てが台無しで、内定通知も取り消しになってしまいそうだ



一方では、ラストシーンで佐藤健が突然出演、どのようにストーリーに絡んでくるのだろうか


そしてナレーションでは「再婚の本当の理由を私は知らなかった」と語られる


ただの綾瀬はるかさんと娘との人情物語で終わるわけではないようだ