優しいお姉さんに
道を教えてもらって
中野栄駅方向を目指し
歩いていた


高速道路の高架下をくぐると
保育園•アパート•居酒屋等があり
普通の街並みに入ることができた


ここは宮城県なのだ
あの建物もこの建物も気になる
つい、キョロキョロしてしまう

見た目、モロ旅人?
間違いない。
こんなに大きな荷物を
持っている時点で
とっくに旅人感丸出しだった

歩いてる地元っぽい人々と
すれ違った

このとき冬で
ダウンコートにニット帽など
身にまとっている宮城県の方々

なんも、北海道と同じじゃん!
服装は似ていたが
道の雪の量はあきらかに
北海道の方が多かった
気温も数度暖いと
体感温度も違うわね

北海道にいるときの
涙も凍りそうな寒さは
宮城県では感じなかった



道の突き当たりに
中野栄駅の文字が見えた

仙台港ターミナルを出て
徒歩約40分程度

もういっこ次の駅
陸前高砂駅に向かった

仙石線沿いに歩いたら
たどり着けるだろうと
考えたの

交通量も人もが多い
国道45線をひたすら歩く

さっきまで
人っこ1人もいない道を
歩いてきた私には
だいぶ都会に来た気分
だって
高層マンションもあるんだもん


がしかし、途中で不安になる…
本当に目的地へ向かえてるのか?
スマホを取り出す

おおお、電波が三本も
立っているじゃないの!
昨晩苫小牧港を出てから
ずっと圏外続きだったから
何十時間ぶりだろう

これで、また道に迷っても
検索ができる!
強い武器を手に入れたような
気がしたわ

とりあえず
目に入った会社名でググる

現在地を確認
陸前高砂駅はこの道で
合っていて良かった


国道45号線を歩いていると
たなばたけ高砂店という
JA直売所に寄ってみる

新鮮なお野菜が
激安でびっくり!
買いたいけど、私は旅人
調理が出来ないから諦めよう


自宅を出てからというもの
ラーメン•かまぼこ•せんべい
などジャンキーなものしか
口にしていないの

そろそろ
野菜を食べなくちゃと思い
焼き芋を購入


お店の近くで実食

うーむ、お芋がとけて
ドロドロだった
紅あずまのような
ポコポコの粉吹き芋が
食べたかったんだけど
全然ちがったよ

隣りを見ると
目的地の陸前高砂駅が
すぐそこにあった

用事があったので済ませてから
駅のすぐに横にある
ザ・ビッグに立ち寄った
このスーパーは地元にもあるの

仙台行きの列車の時間まで
こちらのスーパーさんで
買い物をして過ごすことにした

クランキーチョコ箱
高級感のある生チョコ箱
カップ麺(非常時用)
ビニール袋(荷物整理用)
ミネラルウォーター
などを購入

さらに
荷物モンスターとなり
重くてしんどくなってしまった


レジのお姉さんが素朴な感じで
笑顔が素敵!接客も素晴らしかった
苫小牧港を出てから、出会い人が
みーんな素敵な方々ばかりなんだけど
私ってツイてるなって思った

宮城県の方の性格が
良いだけなのかなー?


ちょっとお手洗いをお借りします…

ガーーーーンガーン
恐れていたことが始まっていた。
レディースディである。
一応予定日はまだ先だけど
ナプキンは用意してたよ
でもね、まだ来てほしくなかったー
コレがあるとないとでは
旅の楽しさが半減しそうなくらい
辛いのだよ…神様なぜイマですか?

(気分が落ち込む)





そろそろ切符を買っておこう!
と陸前高砂駅に向かう

駅舎は、こじんまりとしていて
中にもベンチが少ししかない
おばあちゃん・お姉さん・お兄さん
で全席埋まっていた


ちょっとマイナー駅なのかな?
途中で道を聞いたときに
陸前高砂駅を知らない方がいたっけ…
なんとなくわかった気がした


駅上部にある路線図で
仙台行きの切符代を確認
片道200円
無事切符を購入

改札口を通ると
乗り場が手前と向こう側にあり
どっちなの???となる

一旦改札口に戻った

駅員さんに聞くことにするも
人がいなかった

自立で探すことに。
行き先の掲示板をみると
手前の乗り場で良いと
わかった

あとは、列車を待つのみ


どんな列車が来るのか
楽しみー