隣の理系が分からない~論文を書く編~ | 斜め上向きブログ

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大学の先生のきままな日記

私、みなさまご存じのとおり研究者の卵をしています。
なんでか最近、学部生に研究室配属される前の説明などの依頼がよくきます。
そのとき、役立つように、少しずつ研究について書いていきたいと思います。
また、読んでくれる方にももし研究してる方とお話しするときのネタになればと思います。
今日は、研究してる人の命ともいえる論文について書きたいと思います。

研究する人って何をする仕事なの?
分からないある事象について調べること?
理論を作ること?実は、論文を書くことが仕事です。
今現在、研究者にとっての実績は、論文を出すことだからです。

論文には、今までわかっていることを書いても、それを学会誌にのせてもらえません。
新しい発見をしたとき論文を書けます。

ただし、ただ書けばいいわけじゃありません。
実は論文には書き方があります。
理系の論文の場合、諸言、実験方法、実験結果、考察、結論、謝辞から成ることが多いです。
諸言とは、自分の研究の立ち位置を明確に記述することです。
論文を、名探偵コナンくんに例えると・・・
諸言:最大の目的は、黒の組織を見つけ出し、大人に戻ること。そのために推理し続けています。
実験方法:コナン君は、犯人を見つけるとき推理と麻酔ばりによって眠らせた毛利探偵を使います。
実験結果:証拠となる事実を述べます。
考察:証拠をつなぎあわせて犯人の範囲を狭めていきます。
結論:はんにんとくてい!
謝辞:エンディングテーマソングと提供
ぴぽーぴぽーぴぽー(ネクストコナンズヒント)←書かない&言わない(人にテーマとられるから)

論文を読むのには、かなりの知識を要します。
なので、論文は、分からない人が読めばただのゴミなのかもしれない。
でも、少し知っておいたら、名探偵コナンを見てる気分のように
気軽に読めるかもしれませんね♪

あー、名探偵コナンの映画が見たい!!!!!!!!!!!!