僕は灰になるまで、何かしら人のために尽くしていけることを
していたいと思います。人間の生まれてきた意味は「自己実現」
だと思うからです。それではその実現とは何かを考えるとき、僕
はいつも思うのです。

 老人であっても、少年であっても、ハンデキャップを持った人
でも、いずれも人のために何かを行った時の感動とは言い表せ
ないないほどの厳かな意味があるものです。

 自分にしかできないところで、自分にしかできない時に、自分
にしかできないことを、それを人に与えることこそが、自己の実
現。いいえ、とんでもなく難しいことではないのです。まず行う
ことだけなんです。席をゆずるだけでもいいのです。

「ありがとう。」

 この言葉ほど心を打つものはありません。言われなくてもい
い、自分が行ったことを知られなくてもいい。それでもそうして
生きていきたいと思います。そして、いくつになっても」感動と
若々しさを忘れないで、素敵に年齢を重ねたいと思います。

僕が目指す年齢の重ね方と言っては失礼かもしれませんが、
僕は大好きなこの方のように生きて行きたいな。

アンクルかさいの酔眼夢風
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はじまり一句 俳句

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菜の花の落ちて菩薩となりにけり




多聞


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僕の中の僕と僕の外の僕

 人の存在とは何か?過去から現在に至るまで、たくさんの科学者や芸術家、あるいは哲学者が自分や社会を見つめながら説明しようと試みて来た。中でも人間の定義として「人間は考える葦である。」と言った天才数学者のパスカルの言葉はあまりにも有名だ。

 悠久の大地北海道。もうこの花が咲く季節を迎えると全国のナンバープレートを携えたミツバチ族(バイクの孤独な旅人)をあちこちで見ることができる。そして私たちもそんな人々を優しく迎える。北海道には彼らが無料で宿泊できる広々としたライダーズハウス も充実していて、自炊での長旅を支えている。私もまた、無料でしかも温泉があり、駐車場も広いキャンプ地へよく出かけるものだから、いつも彼らと出逢い、北海道の山菜や特産物を料理しては分かち合いながら人生についてワイントークを重ねるわけである。

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 彼らは一様に「自分を探すために旅を続けている。」という。

 家庭を解散した人。仕事を止めてきた人。ふるさとへ帰れない人。たくさんの孤独な人々が北海道の大自然に溶け込むために今日も真っ直ぐで長い道を震えな がら高速で旅を続けている。そして、彼らは誰よりも優しく、何よりも崇高だと僕は感じている。さびしい笑顔の中に清らかな心を感じるのだ。かのソクラテス は「私は何も知らないということを知っている」と述べ「善く生きることの重大さ」を訴えた。言い換えれば「人々は本当に大切なことを何一つ知らないから、 善く生きることはできないのだ。」ということを意味している。また詩人で戯曲家のゲーテもこう付け加えた。「世界のあらゆることを知るよりも、自分を理解 することの方が難しい」と。

 だから彼ら「自分を探す旅」を続ける孤独の旅人は偉大な哲学者なのだ。「自分を探す。」とは、
「私は未だに自分を知ることができませんでした。」
「自分を得たりと思って行って来たことは失敗に終わりました。」
「自分の存在さえ分からない者が、どうして幸福になれるでしょうか。」
「まだ私は何も知らなかったとこを知りました。」
あの清らかで優しい目を輝かせた流浪の旅人達はこのように淡々と語っているような気がする。ソクラテスやアリストテレス、またゲーテがこの北海道にいたならば、きっと何を置いても彼らを出迎え語り合うことだろうと、いつも僕は目頭が熱くなるのだ。

「やまのあなた」

カール・ブッセ
上田敏訳 『海潮音』より



山のあなたの空遠く


幸さいはひ住むと人のいふ。


噫ああ われひとと尋(と)めゆきて、


涙さしぐみ、かへりきぬ。


山のあなたになほ遠く


幸さいはひ住むと人のいふ。


 
 「山のはるか向こうの空の下には、貴方の幸福が待っていますよ」と人が言う。
私と同じく幸福を求める人々と苦悩を友として訪ね歩いては見たものの、どこにも幸福を見出すことなく涙に濡れて帰ってきたのです。すると人がまた言うのです。「大変な苦労で登ったあの山のさらに向こうに本当の幸福はあるのです」と。  多聞訳

 人間は考える葦である。人間は考えることができる。その姿こそが崇高であり、それを止めることが無いから人間性を維持して、最後には幸福の順路を見出す ことが可能である。カールブッセの幸福の山には数々の登山道があるだろう。そしてその苦難の道を歩みだすからこそ、いいやその姿にこそ幸福が包含されてい る。なぜならあのメーテルリンクの児童文学『青い鳥』で、幸せの青い鳥を求めて、幼い兄弟チルチルとミチルは旅をした が、けれども過去の国、未来の国、夜の国など、さまざまな場所を遠く旅して、青い鳥を見つけたのは結局は自分の家だったのだ。北海道に訪れる素敵なバイ カー達。僕は彼らにいつもこの話をする。人間は失敗してこそ。そして考えて自分を見出すことをあきらめないから優しくなり、そして何よりも強くなれるんだ と。

 人間とは何だろう。貴方は本当はどんな存在ですか。人間は魂(生命)と交差する思念による物理的な体を有していて、本当の自分とは思念であり波動であ る。般若心経を調べ研究すると、まさにこのように書いてあった。またブッダも「人々が焼き払われ苦悩が押しつぶしていても、本当の世界は安穏であり、天人 が音楽を奏でるすばらしい楽土である」と法華経に書いてある。キリストも他の聖書に出てくる人々も、この幻想の苦悩から人類を救済しようとしているのだ。

 私たちには私たちの中に「心」がある。貴方はその心を形にしたことがあるだろうか。ましてこの世界とすべてつながっているとユングや天台が時代を超えて 訴えた「つながった心」を知っているだろうか。人は目に見えないものを信じることはできない。まして信じることのできないものを垣間見る見ることができる だろうか。いいやなかなか難しいことかも知れない。人は神を信じるといいながら、憎み殺し奪う戦争を止めることができないでいる悲しい種類の動物だ。こん なに同種を傷つけ破滅を自ら招く種族がいるだろうか。神様が一体、憎み殺し奪えと言うだろうか。そう、人間は神様など本当は信じてはいないのだ。

 しかし、彼ら旅人は違う。何もかも無くしたくせに「信じるもの」を血眼になって探している。それがきっと「自分探し」なんだと僕は思うんだ。自分の中の 本当の自分。だから北海道の人々や、この大自然の中に身を投じなければならないことを魂が悟ったのかもしれない。自分の中の本当の自分が促し探しているも のとは大自然であり、人であり、この宇宙そのものなのだ。そう、それは「愛」であり「信じる心」なのだと僕は感じている。

 人は愛に近づくほど優しく、まして謙虚になるもの。カールブッセの山を、きっと幾つも越えてきたであろう彼らは本当にそんな人間だ。年収が数千円の国。 ブータン国王は戴冠の挨拶で次のように語る。まだ16歳の少年だった。「ブータンは近代化しなければならないが、生活が近代化して便利になったからと言っ て、必ずしも幸福になるとは限らない。また、年収が低く、生活が他国と比べて不便であっても、その基準は定かではなく、必ずしも不幸であるはずはない」 と。戦後の日本を見た外国の人々はこうも言った。貧しくも幸福で崇高な人々と。

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 僕は自然が大好きで、人が大好きで、生命が大好きで、この宇宙さえも愛してやまない。すべてが美しいのだ。そしてすべてが生命にあふれていて「つながっ て」いる。あの大震災にあった人々を見てください。「自分がいかに幸福だったか知った。」と。なんという。。。涙が出るほどの謙虚で美しい言葉を心から話 してくれる。この日本は大丈夫です。他の国の人々が超えられなかった心の山脈を乗り越えて新しい心の世紀を創造することができる。そう心とは、この身の内 から発して僕たちのつながりによって僕たちの周りの環境さえも大規模に変革してくれるものなんだ。

 最後にゲーテのファウストから
 
先生幸福とはなんでしょう。
 
窓のそとのバラ園を見て一番素敵なバラを選んでごらん。
 
先生、、、どのバラも夫々に美しく、私には選べません。
 
そうだろうとも、バラは持てる生命を如何なくそのままに自分の外に現しているから美しく幸福なのだ。
 
先生、その理由を教えてください。
 
簡単だ。バラは他のバラを参考にしないんだ。


ドキドキ


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いま、愛を信じる全ての人々へ

人間の存在と未来を告げよう!

詩人の予言・愛の世界


この詩を、北海道を流浪する旅人達へ捧げる。



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つ な が り


野を駈ける馬でさえ
ふるさとをかえりみる
立ち止まることを知る


あなたの瞳の向こう側
そこにある悲しみに
辿りつきたいと思う


流れる川と満天の光り
焚きつける温もりに

君よいま立ち止まって


なにも欲しがらない人
愛と悲しみを背負う肩
その身をいとわないで


愛はこの川のように流れ
いまここにある悲しみは
遠く未来へ辿りつく


あなたの頬をこの胸へ
瞳の向こうの悲しみを

僕の身体に流しこんで


森よ 川よ 炎よ
ここに命を与えて

静かにしずかに
立ち止まるつながりへ



(文・詩・/多聞)




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