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※シリーズ魔法使い入門1黎明の章 2帰郷の章 3・流転の章


魔法使い入門その四「飛天の章」


時のとばりが降りてきて私に安息の空間を与えることを望んでいた。静寂に包まれた私の書斎「抱雪庵」の窓には雪が吹きつけ、暖炉の炎が私を照らし出していた。


「今日はどこへ行こうか?誰と話をしよう。」


社会のカオスから逃れた私だけの時空。そこで今日も癒しの時を過ごすのだ。そしてまた、知らない世界を垣間見るために私は旅立とうとしている。(関連記事 「ハグ抱きしめたい」・ スピリチュアルハグ


リクライニングソファーにゆったりと腰を沈め私は瞑想に入る準備を始める。街の喧騒も風の音も、そしてすべてが聞こえる今を感じながら。



「体を。この体を感じよう。」

目を半眼にして私は念じることを始める。そう、ただ信じ、現実に起きることとして念じるのだ。必ずそのとおりになると確信して感じ始める。



「手が重くなる。鉛のように重たい。」

ソファーに手が沈み込むような重量感がやってくる。手には何も力など入らない。ただ本当に重く、自分の手ではないような感覚を楽しみはじめる。



「足が重くなる。これは地に沈んでいくようだ。」

足が床に落ちて、そして鉄で出来たロボットのように重くなる。それが心地よく体の血液がゆったりと循環してくるのを感じる。



完全な脱力状態は、私の緊張を整え、そして取り去って行く。もう、私が私ではないのだ。そう、ただの肉体がそのに座っているのだ。そして私は自律神経の束縛から開放されようと自分の体に命令を始める。


「手と足が温かくなる。焚き火にあたっているようだ。」


外では郵便配達のバイクの音。帰宅する学生の笑い声。すべてが明らかであり、何も変わらない。しかし、私の体はいつもの私から離れてゆく。手足が熱を帯びてホカホカしてくるのがわかる。先ほど雪の中を帰宅したばかりで冷え切った体が癒されてゆく。そして更に瞑想を掘り下げてゆくのだ。



「ああ、呼吸が楽だ。」

そこにはもう、意識せずに腹式呼吸になっている自分がいる。呼吸がどんどん深まっているのだ。そして呼吸はゆったりとして、自然な風を起こしながら安楽へといざなう。



「心臓が静かに波打っている。」

体を感じること。いつもは意識していないことを感じること。それは気孔の世界でもあるが、すでに私は心臓の音を聞いていた。本当に静かに静かに、どんどんゆったりとして心臓が波打っている。私は生きている。そしていま、安息を迎えようとして。



「太陽神経層が温かい。」

誰にでも出来るすばらしい気候がある。胃から下へ手のひらを滑らせる。いいや、体から少し離して手のひらをセンサーのようにヘソへと滑らせるのだ。するとどうだろう。一箇所だけ手のひらが温かく感じる場所がある。そこが

太陽神経層なのだ。神経が集中して集まり、太陽のような形になっている場所。そこがホカホカしてくる。



重かったはずの体は宙を舞うように軽くなり、自分が自分ではないのが確認できる。意識はしっかりしている。いいや、いつもよりも敏感に周りを感じることが出来るのだ。見えない後ろの空間までもここにあり感じることができる。



「春風が額に吹いて心地よい。」

もう、私は自律神経の束縛から離れ、自分を自由に感じている。私が私ではないようにも。私の存在が確かにあり、敏感に感じるようにも。そしてさわやかな風が額にそよぎはじめた。なんて気持ちがいいのだろう。何も疲れてはいない。なにも束縛はない。私は自由になったのだ。


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その刹那、私は降るような星に囲まれて海を漂っている。木の葉のように静かな夕日の海を浮かびながら。暑さや寒さも無く、時間さえもない時空に私はいる。


「なんてすばらしいんだ!なんて幸福だろう。すばらしい!」

それは歓喜であり、何ものでもない。ただただ幸福な安息が訪れる。そして考えることもなく「感じるだけの真実が迫ってくる。」


「ここにいてよかった。生まれてきてよかった。全部がつながっている。」

私は肉体を失っていた。肉体はここに確かにあるのだが、もう肉体ではないのだ。そして私ではなく、いいや、私の潜在意識が目覚めだし、本当の自分をスクリーンのように見せてくれるのだ。愛がある。すべてが愛であり、そしてつながっている。


「空を飛ぼう。そして大好きな人に会おう」

至上の歓喜の中にいて、私は何でもできる。つながりをたどるのだ。そして知りたい人々の潜在意識に会いにでかける。感じるだけでにわかにそこにいる自分がわかるのだ。


「心が伝わってくる。私が貴方になっている。」

心配している人々が、いまどんな状態でどんな気持ちなのかはっきりと自分の感情のように伝わってくる。痛みや苦しみ。あるいは感動や喜び。それはいまであり、過去であり、未来でもある。そのすべてが映像を伴って伝わってくる。歓喜と喜びの中、わたしはこの幸福を伝えるため心をつないでいく努力を重ねる。どうしても伝えるために。


私は愛による透視とテレパシーの能力を身につけ成長させていた。


ほんの10分。そう思った時間が1時間を経過していた。


魔法使い入門シリーズ5「繋がりの章」につづく。

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冬  の  人

想い出詰まった綿帽子
春待つぼたん雪が降る
大好きだった貴方を想う

終わることなき囁きで
心の中に広がった

白く綺麗な綿帽子
いつも夢見るぼたん雪
僕は貴方を追っていた

ふわふわ輝くぼたん雪
ホタルのような綿帽子

貴方をそっと触れてみた
知らなかったよ冷たいよ
にわかにそれは溶け消えた





松尾多聞




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