こんにちは、たまひ代です。
先程一度この記事を書き始めたのですが、マウスの誤動作で広告を踏み下書きが全て消え去りました。
何を書いたかもう覚えていません。
でもくじけない。


5月末から作り始めた2Bがついに完成致しました!
9Sにつづきヨルハ部隊から二人目のコスプレです。
オマタについては9Sの記事でいいだけ語ったのでここでは省略しますが
2Bに関しては考察の余地があり妄想がはかどりますね!!!
ゲーム自体は3周目に入り今回からハードモードに挑戦しはじめましたが
3時間プレイしてまだバンカーすら辿り着いていません。何をしているんだ・・・・


いつもは製作の過程を1から追って説明していましたが
今回は途中経過の写真があまりないので
ちょっと趣向を変えて、手順ではなく製作にあたって何を考えているのかを
書き留めてみたいと思います。

記事の途中でゲームのスクショを沢山貼っています。
ネタバレが気になる方は続きは読まずにそっと閉じてください。ごめんなさい。
(追記:ラストシーンのスクショまで入ってます。最終エンドロール到達済の人向けです…。)

2Bは通常衣装と自爆衣装の両方を用意するつもりでいましたが
2着作るのは正直しんどいので、最初からスカートを着脱可能にしたいという構想は練っていました。
最終的にはレオタード、偽胸、上半身、スカートの4パーツ構成になりました。

 

自爆衣装の後ろ側にあるベロみたいな部分は、スカートを巻いた時には内側に隠れます。
それを想定して上半身のステッチを入れているので、通常衣装の姿だと特に違和感は無いかと思います。
 

 
分かる方はすぐ気づくかと思いますが、公式設定のベルベットは使っていません。
実際に操作できる2Bの姿をベースにしているので、
ベルベットでは光を吸収してしまい、ゲームのイメージとは少し違うように感じていました。
エッジの部分の光沢はベルベットがばっちりだと思いますが、そこはフォトショ先生にお世話になることとして、
ベースの生地の質感を重視して、スエードを選びました。
オマタ撮影は、現像の時点でゲームの絵に寄せていくということでカメラマンとも話をしていたので、
ある程度後で調整し易いようにという意図もあります。濃淡のグラデーションさえ出ていれば暗くするのはあとでいくらでも出来ます。

2Bの衣装は体にフィットする衣装ですが、上記の理由で伸びない生地を選んでしまったので、
いかにゆとりを少なくして着脱可能にするかというのが一つの課題でした。
一般的な脇ファスナーだけでは首が通りませんし、
だからと言って背中ファスナーにしようとすると模様が入っていてそれも厳しい。
ということでこのような手段を取りました。
 
脇ファスナーのに加え、肩から首にかけてスナップボタンを付けました。
こんなところにスナップボタンをつけるなんて初めてでした。


ここからは上半身の作りについて

オマタはグラフィックがとても綺麗で衣装の切り替えラインまでくっきりはっきり見えますよね。
見えるものを再現しない訳には行かないので、極力同じようにパターンを作ります。
バストカップ、胸の模様部分は立体裁断です。
↓こちらはニーアブログから引用
衣装に入れた切り替え(見やすいようレベル補正をかけました)
背面も同様に切り替えを入れています。

さらにルエットを綺麗に出すために別の切り替えも入れなければいけないので、
前身頃だけでもパーツが10個以上になります。パッチワークかよ。
パーツが多いと縫いの誤差が後で大きくなってしまうのでつらい。

生地が柔らかいのでパフスリーブの肩部分は接着芯を貼り、中にチュールを縫い付けて形作っています。
袖部分は後ろ側の方がボリュームが多くなるようにしました(が見た目はあんまり変わらないような気がする)

上半身だけでなくスカートもですが、黄色のラインは手縫いでステッチしています。
だいぶ終盤のスクショですが
これは9Sを作る時に参考にしたスクショなんですが、ミシンステッチと手縫いステッチが描き分けられてる~と思ったシーンでした。
なので9Sのステッチはすべてミシン、2Bは全て手縫いになりました。

背面の模様は実は一箇所間違ってしまったのですが後戻りができなくて結局そのままです・・・ひどいミスをした・・・
コミケが終わったらなんとか修正したい。

次はグローブのおはなし
ベースは光沢があるのでサテングローブを使用しました。
白ラインがスクショによってで凹凸の見え方が違うので悩みましたが、時間もなかったので、
刺繍で白ラインを入れるのではなく、黒ラインを貼り付けてみました。
雫模様は明らかに刺繍でだろうということで実際に刺繍をしています。
 
 
 
ここからスカートの話
吉田さんのキャラデザを見るとスカートは全円に見えるのですが、
ゲームの画面だとどうも途中からスカートの広がり方が違うようなんですね。
全円だともっとねもとからシワが伸びているんじゃないかなどうかな・・・(どうですか?あまり自信がない)
というわけで上部はボディラインに沿わせ、真ん中は270°くらいのスカート、裾は全円になるように型紙を作りました。
裾のラインは全体的にバランスを取るために針金を入れています。
確かひだが7つくらいだったと思うので7つ山が出来ていると思います。
あとできちんと数えなおさないといけない。
普通に作るとスリット部分がうまく開かないという話も耳にしていたので、スリット部分にも針金を入れました。
結果思ったより外ハネになってしまったので、裾を少し絞るべきだったか、裾針金ではなく針金パニエにすべきだったか、そもそも270°スカートのままでよかったのか とか色々考えてしまいますが
自分の力量ではここが限界です。もっと上手に作れるようになりたい。
 

裾の模様は9S同様手縫いで刺繍しました。ここは苦行の制作過程の写真も載せます。
 
 
そもそもこの模様が刺繍かどうかという話ですが、
光が当たった時の光沢、ギザギザした感じを見て刺繍にしようと決めました。
実際のところはどうなのかわかりませんが(ニーアブログでは質感は多少過度に見せたりしているという記載もありましたので)
他に立体感と模様を再現できる手段を知らないのでしょうがないです。
暗がりでは模様は完全に沈んでいるので、刺繍糸も黒がよいか悩みましたが
生地を選んだ時と同じ理由で最も暗いグレーを使いました。後で暗くするのはいくらでもできるので・・・
 
テンプレートを作り模様を写します
 
あとは縫っていくだけ
刺繍だけで3週間ほどかかりました。

スカートの裾の話。
いきなりとんでもないスクショ貼ってすみません。Eエンドのラストシーンです。
裾のラインは表裏で少し違うのですが
針金を縫うためにはどうしても黄色ステッチを裏に通さねばならず完全な再現は諦めました。
写真にするとそれほど目立たないのでいいことにします。
裏のライン、模様はシルバーのマーカーで描いています。こちらもテンプレを使いながら。
 
腰リボンは、普通に結んでも出来るはずのない謎の結び目も再現しました。


ここからはレオタードの話。
レオタードも自作です。
ファイタージータの前身頃の布が残っていたのでそれを使いました。
 
背中の穴から生地が見えないように調整しています。
参考にしたスクショの一部↓
 
2Bを隅に追いやりジャンプしたりくるくるさせたりしながら一周分のスクショを撮り、それを参考にクリーム色の2wayで模様を付け、穴をあけました。


ゴーグルはサブクエ「同胞たちの行方」の墓標を撮り参考にしました。
2Bは額が見えないので額部分を覆うような形にしました。
9Sも同じですがシワが寄っていないので顔にフィットするように型紙を作っています。



そろそろ疲れてきました



ブーツの写真がありませんが、ブーツも後面、踵はキャラデザ通りに作りました。
・・・・そういえば自爆衣装の写真があるので脚だけ載せますね。撮って出しです。
 
こうして書いてみると出来る所と出来ないところがよくわかったので
今後の衣装作りに活かしたいと思います。
2Bはコミケ3日目に着用予定です。コスプレエリアに行くとすれば多分エントランスになるかと思います。

次はジータちゃんのクラス4、スキンあたりで何か作りたい。早速レオタードづくりの経験が活きるかもしれない・・・!


長くなりましたがお読み下さりありがとうございました🙏