産業動物のこと、そしてガガ逝く | マロンとあずき

マロンとあずき

ワンニャンがそばにいればいつでも笑顔になれる犬バカ猫キチのご満悦♪の毎日と人間のパートナーになれる動物達を一匹でも不幸から救いたい。しかし2018年11月卵巣がんが判り今までの人生が変わってしまいました。明細胞腺癌2bの再発で放射線するも再々発

 テレメンタリー2017

   『牛に恋する女子高生~汗と涙と糞にまみれて~』

http://www.tv-asahi.co.jp/telementary/

2017年10月29日放送
「牛に恋する女子高生 ~汗と泥と糞にまみれて~」

鹿児島県立市来農芸高校で「畜産部」に青春をかける高校生たち。エサやりや牛舎の掃除、トレーニングなど、牛の世話に汗をかき、泥や糞にまみれ、より良い牛を育てることに全力を燃やす。今年は5年に1度の「和牛オリンピック」=全国和牛能力共進会が開催され、特別に“高校の部”が設けられた。牛への愛情に目覚めた益山寧々さんも全国の頂点を目指す1人。部活動を通して牛を育てていくことの現実や命との向き合い方を知る。

ナレーター:上白石萌音
制作:鹿児島放送

 

 

鹿児島県立 市来農芸高校の「畜産部」 

ここでは女子3人男子5人が、およそ70頭の和牛の世話をしています。

早朝から牛たちの手入れと牛舎の掃除に始まり、角や蹄を整え散歩して運動させる。

生まれたばかりの子牛の時から名前を付け、美味しい肉牛となるよう愛情掛けて育てます。
 

その中で、「畜産部」の授業の一環として、地元の食肉加工会社の工場見学がありました。

牛が食肉処理されていく行程を、皆泣きじゃくりながらに真剣なまなざしで見届けていました。

「目の前で殺されて行くのを見るのは凄くきつかったが、ペットじゃないんだなと改めて思った

これからも愛情を持って接していくのは変わらない」、と女子高生は語っていました。

いずれ殺されて人間に食べられる運命の「産業動物」たち。

その動物たちのために最善の「生」と、人間のために美味しい肉を追求する。

判っていることですがだからなおさら、生徒たちの涙とその純粋な愛情に頭が下がります。

 

宮崎県も日本最強の畜産県です。

この秋行われた5年に一度の「全国和牛能力共進会」に宮崎県からも高校生たちが出場し

県代表の高鍋農業高校が総合2位の成績を上げ、大きなニュースになりました。

 

生徒たちが学ぶ牛や豚鳥等の『産業動物』のこと。

私達は毎日食卓に並ぶ焼き肉やステーキを美味しくいただきます。

スーパーに並ぶパックの肉の正体なんて、その肉の持ち主の事なんて誰も考えません。

命を奪って成り立つ人間の食事、いのちをいただくこと感謝したいと思います。

 

 

それは東日本大震災で、その命たちの存在を大きく意識するようになりました。

そこで彼らは誰もいなくなった地で彷徨い地獄を体験し次々と餓死し

本来の務めである人間に食べられることもなく、行政によって殺処分されました。

あれから6年半、希望の牧場で

奇跡のように自力で「生き残った牛ガガ」 が亡くなったと知りました。 

「産業動物」にも感情はある、と私は思います。

ガガは優しい人間たちに囲まれて幸せだったと思います。

冥福をお祈ります。

吉沢さん他ガガをお世話くださった希望の牧場の皆様、獣医師の先生

いつも彼らのことを発信してくれたもーす様ありがとうございました。

 

最後に・・・・・希望の牧場には被爆を体験し生き残った牛たちがまだまだたくさん暮らしています。

利益を産まない、ただの大型ペットになった牛たちを生かすために頑張っている人たちがいます。

生き証人である牛たちを生かす

こんなことが後何年続くのか誰も判りませんが、それでもそんな人たちが東北の地に存在します。

尊敬し応援したいと思います。

「希望の牧場~ふくしま~」はこちらから

http://blog.goo.ne.jp/kibouno-bokujyou