何事にも第一印象、誰にも初体験があります。

私の場合、なかでも忘れ難い初登山の思い出として夏の尾瀬があります。緑の草原に咲く無数の橙色のニッコウキスゲの花、白い綿のようなワタスゲの花、高原の涼しい風が湿原を渡り、橋に腰掛けて小川の流れを泳ぐ岩魚をじっと眺めていると、いつも時が過ぎるのを忘れてしまいます。

 

朝露に濡れた水々しいニッコウキスゲの花

 

 

よくペアで咲いてます

 

蜜を吸いにきたバッタ

 

 

 

尾瀬沼湖畔の三本カラマツ

 

 

夏を迎えた至仏山がよく見えます

 

ニッコウキスゲ最盛期の尾瀬ヶ原

 

ヒオウギアヤメ

 

ワタスゲ

 

ワタスゲ当たり年の大江湿原

 

 

 

ワタスゲとニッコウキスゲが一緒に咲いています

 

私が初めて尾瀬に行った頃は尾瀬戸倉から鳩待峠までのバス運行は無く、徒歩しかありませんでした。

バスは関越交通の路線バスで大清水まで行くか、あるいは夜行バスで御池沼山峠に入るしかありませんでした。

 

したがって当時は尾瀬といえば尾瀬沼のほうがポピュラーで、尾瀬ヶ原に出る場合は原っぱで一泊するしかなかったのです。早めに到着した山の鼻の山小屋でのんびり眺めた至仏山麓の夕暮れが忘れられません。

 

翌日の早朝に至仏山に登り、振り返れば尾瀬ヶ原に昇る日の出を拝むことができます

 

 

 

山の上にはシャクナゲがたくさん咲いています

 

 

 

尾瀬には滝もあります

 

 

ヤマオダマキ

 

静まり返った朝の尾瀬沼

 

長蔵小屋前に咲いているのはオトメユリでしょうか

 

朝露に朝日が輝いて見えます

 

 

ギンリョウソウ 別名ユウレイソウ

 

尾瀬ヶ原に目立つ紫色の花

 

コバギボウシ

 

生い茂るシダの葉も見事です

 

高層湿原の尾瀬ヶ原には多くの池塘があり

移動する浮島も見られます

 

夏になると多くの川草が綺麗

 

清流にそよぐ川草を見ているだけで安らぎます

 

これぞ夏の尾瀬ケ原という風景

 

白い睡蓮のようなヒツジグサ

 

朝霧に浮かびあがる風景

 

大江湿原の尾瀬沼近くに立つ一本の白樺の木

この木は初めて尾瀬に行ったときからずっと立っています。

 

沼山峠から大江湿原を歩いて、この白樺が見えてくると、「ああ尾瀬沼に着いた」とわかります。

帰るときにも、「また来て下さい、ずっとここで待っています」と話しかけているような気がしてなりません。