我が家はとにかくうるさい。
騒がしい。



なおかつ


 

シンガポールの集合住宅は

 

というか
集合住宅に限らず


 

建物全般、


 

日本の基準と比べると・・・

 

シンガポールのそれは、著しく・・・まぁ

 

ひらたく言うと、お粗末です。

 

欠陥住宅です。

 

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なのでね

すぐ上の部屋から、のみならず

 

いろんな位置関係にある部屋からの音が

ダダ漏れです。


 

だから、極力気をつけて生活しています。



 

気をつけて・・・いるのですけども


 

当然、完璧には出来ません。


 

また、ここで完璧を目指すと


 

自分達が心地よく暮らす権利を

全て放棄することに、なりかねません。


 


(またこういうこと書くと


「じゃあ一軒家に住め」とか


「子どもを産むな。」


とか


「無責任」


とか言う人がいるのでしょうけど。

 

そういうひとは、おんなじことをやってみせてから

発言してくださいネ)



**

 

大人は、体面・体裁が気になる生き物。

 

そして、子どもは野生そのもの。


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“騒音に気を遣いながら生活する集合住宅”

において


 

これほど
対立しあう存在は無いわけです。


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ある日。


 

休日の、昼間。


 

昼間です。



昼間ね。


 

しつこいですけど、

 

昼間ということに、
ご留意ください。

 


 

四番太が、おもちゃの、

ホーロー鍋を大・中・小と並べて

木の棒かなにかで

 

カンカンカン♪と叩いていた。



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まあ、聞こえようによっては、やかましいです。



人によっては、

 

がんがんがん!!!

 

っと、聞こえることでしょう。


 

でもね、しつこいけど

昼間です。



 

夜行性以外の、
全ての命ある生き物が


世界の美しさに目を細め


体中の筋肉を動かし、痛めつけ


胸が震えるほどの喜びや

 

ほとばしる怒り。

 

切ない哀しみ。

 

何もかもを投げ出して、打ち込んでしまうほどの楽しみ。

 

そんなことを感じ、味わう

権利を行使する、時間です。


 


そんなときにね。


 

姑が、


 

うるさいよっ。静かにしなっ。


 

って、言う。


 

夫も、

 

その音は、やめよう、四番太。


 

と、言う。



 

その状況を目の当たりにして

 

違和感がむくむくと

首をもたげてきたのです。





 

***


「他人に迷惑をかけないように」

 

「自己責任」

 

なる言葉が、一人歩きする時代です。


 

この記事にも書きましたが


これ→ パディントン、雑感。リスク管理は愛情ではありません。



人を不快にすることを避けるために

 

自分の子どもが遊ぶ権利
を侵害してもいいのでしょうかね。


四番太、5歳。


 

モノを叩いたら、音が出る・・・★
 

 

こんなシンプルなことに、

喜びを見いだす年齢です。

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とある、特定の行動が

 

楽しくて楽しくて、

面白くて面白過ぎて、

やめられない、止まらない。



こういうことする時期を

モンテッソーリ教育では、
その、特定の行為に対する「敏感期」と呼びます。


 

妙に、ペンのふた、開け閉めを繰り返している。

高い所に、昇りたがる。そしてそこから飛び降りたがる。


 

その行為をですね。

子どもの興味が赴くままに、

「やりきる」ということが出来ると




子どもは、自然と

その行為を卒業します。


 

「やりきる」ことを、
多くしている子どもは



情緒がとても安定してきます。

自己肯定感が、しっかりと根づきます。


 

それくらい、子ども自身が、

自発的に
 

 

「これが好き」

「これがしたい」

「楽しい!」


 

と、思う行為を

集中してやりきることが



出来るか、否か、は。
 


 

子どもの成長に、
重大な影響を及ぼすのですねえ。



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それをね



途中で止めるってことを


 

身内がしちゃう、という。

この事実。

そんな時代。


 

我が身を振り返ると

まあ、やってましたよ。

私もね。
 


でも

同じことは繰り返したくない。

 

 

わたしは

 

子どもの遊びを、守りたい。


 

今はだから、

身内にも、分かってもらいたい

 

と、思っています。

 

出来る限りね。

その、

外の人たちとの、

いい兼ね合いを見つけられるよう

 

努める所存でおります・・・。

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で、

 


今回の件については

 

そのホーロー鍋ひとつひとつに、

布をかぶせて


 

ほら、これなら

少し音が小さくなるから

これで叩いてね。


 

と指導。



男子だからね

危ないことも、したがりますよ。

 

 

木登りする木が無い中で

「これなら登れる!」と登る、その根元で

「危ないからだめ!」

と、止めるコトはしないで

 

 

はらはらしながら、

いつでも、助けられるようにスタンバイしながら

見守ることを選びます。


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迷惑をかけないように、と思うあまりに

 

 

自分や

家族の意思を殺すことは

しないようにしたい。


それは私の、

親としての責任感の

ひとつであります。

ハイ。




子どもらよ、

大いに遊びたまえ。


君たちの遊ぶ権利を

出来る限り、守りますのでネ。
 

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