最近、
夫が忙しい。
引き続き、忙しいんです。
大体、
出張中など、彼が目の前にいない時は
ごくごく平和裏に、日々が回ってゆきます。
が、しかし
夫が一度帰宅して、目の前をうろうろしていると
無性にイライラすることが、
たまにあります。
*
なぜか?
これは、単純に、シンプルに、
「甘えたい」
だけなんですね。
「がんばってた自分を、褒めて欲しい」
ってだけなんです。
だから、
たとえイライラしていたとしても
本音は別のところにありますので。
イライラを表明せずに
甘える
ほうが、断然世界が平和。
***
なのですけど。
今回の私は、おそらく
「怒りたい・・・」
っって思っていたのですね。
だからイライラしていたのです。
理由は、
夫経由で
知り合いから軽ーい感じで頼まれた、
日本語の文章校正がきっかけでした。
それなりの時間をかけて
素人の文章を、読めるものにして
無報酬。
無・フィードバック。
私は心が非常に狭いので
これはアウトなわけです。
***
でも、
「心が狭いなあ、わたし・・・」
などと、ちょっとでも感じたら
この感情は
ガマンの域に押し込まれます。
暗くて狭いそこに、
ぎゅうぎゅうと押し込まれ
歪んだ形に姿を変えて、
そこに居座り続けます。
そして、
どんどん、やさぐれてくる、と。
自分のご機嫌を取れる人は
ガマンをしない。
これは、ガマン&フキゲン妻出身である私が
いつもいつも、意識しまくっている事でございます。
***
っという経緯があったので、
ある夜、
私は
夫に怒りました。
出張から帰宅した夜は、かわいそうだったので
翌々夜くらいに。
(大した配慮になってませんね)
彼に向かって発した言動は、大体以下の通り。
***
「すっっごく、嫌な気分」
「腹がムカムカするわ」
「夫が全部悪いと思う」
「すごく腹が立つ」(何度か言った)
「もう仕事と結婚すればいいじゃない」
「仕事と、え っちすればいいんだよ」
「夫なんてだいっきらい」
「ほんっとにイヤになる」
***
とか、子どものけんか?みたいな・・・
大した意味は無い、
ただの感情の吐露ですね。
しかしながら
これらの感情を、あくまで素直に
お題目のように唱えていると
ふっと心が軽くなる瞬間がやってきます。
(あのですね、私の場合は、ですよ)
夫も慣れっこで
隣で寝ておりました・・・
ごくごく単純に、
疲れていたからですけどね。
夫よ、かわいそうに。
でも、寝入ったと思ったら、
「ちょっと、聞いてるわけ?」
って、ゆさぶって起していました。
拷問のようですね。わはは。
***
翌日には、スッキリ。
こうして
妻が、感情を開放して
ゴキゲンに戻った、その翌日。
夫は夜遅くまで仕事をしていたので
近所の、遅くまでやっている
台湾料理屋さんで、
夜食を付き合いました。
明らかに、
私のほうが食べていましたけどね。
夫は疲れ過ぎて、
お腹が空かないとの事でした。
かわいそうな夫。
まあ、ビールだけは、
3杯くらい飲んで
二人で、とりとめもない話をしながら。
で、夜の道を
手をつないで、帰りました。
***
ちなみに
この、私からの、感情の吐露を
夫がまともに相手をしたとたん
言い換えますと、
同じ土俵に上がったとたん
事態は泥沼化します。
夫を、
私と同じ土俵に上げないコツは
“具体的な個人攻撃をしないこと”
ですね。
ひたすら、
“感情”のみを吐き出す。
そうすると、わが夫の場合は
ふとんの下で、
嵐が過ぎ去るのをひたすら待つ・・・
というような心境になるようです。
(本人談)
mica
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