第332回【思いを新たに】
一昨日は、夢二研究会の副代表の林健志さんがご来館くださいました
林さんは、元々は郵政省の役人で、狛江郵便局長時代に「絵手紙発祥の地━狛江」を企画し実施
小平郵便局長時代には「丸いポストのまち、小平」を企画し実施
郵政博物館の館長も務めた方です
そんな林さんとのご縁のきっかっけとなったのが関東大震災から東京をいち早く復興に導いた政治家、後藤新平(東京市第7代市長)です
2011年3月に東日本大震災がおこった直後に
ブログで大災害から立ち上がった人物の一代記を書いていました
岡野喜太郎(スルガ銀行創設者)をかわきりに
大谷米太郎(ホテルニューオータニ創業者)
三島海雲(カルピス創業者)
早川徳次(シャープ創業者)
相馬愛蔵(中村屋の創業者)
岩波茂雄(岩波書店創業者)
森永太一郎(森永製菓創業者)
と次々と書いていき、そして最後が後藤新平の一代記であった
林さんとは2017年にフェイスブックで繋がりました
ひょんなことから後藤新平の話しになり、実は昔ブログで後藤新平の一代記を書いたことがあるんですとブログのリンクをメッセンジャーで送ると
「え、このブログ書いたのは田宮さんだったのですか。まずお礼を申しあげなければならない」
なんのことかと思ったら
林さんが台湾旅行ツアーを企画した時のこと
後藤新平は日本よりも台湾で有名な政治家である
台湾総督府博物館の1Fのロビーには後藤新平の銅像がたっている
参加者に後藤新平の事前説明をしなければならないと思い何かいい資料がないかと調べていたら、私の後藤新平のブログを見つけ
誰が書いたかしらないがこの後藤新平のブログは分りやすいということで、参加者に説明する参考資料としたという
私のブログは参加者の台湾旅行の予備知識に大きな影響を与え、こんな凄い政治家がいたとは知らなかったとみんな言い、帰国後に盛岡に行った帰りに水沢の後藤新平記念館に寄った参加者夫妻もいたという
それから2018年に林さんとお会いした
まだ、松下幸之助資料館を設立する前である
「今、松下幸之助の研究をしています。どうも松下さんのことを直接知っている人が江口克彦さんという人みたいで、江口さんからどうしても松下さんの話しを聞きたいと思っています」
「それは絶対そうです。田宮さんならきっと出来ますよ」
こんな会話をかわしましたが、江口さんがどこに住まわれているのか、フェイスブックをされていることも知らず、雲をつかむような話しでした
ところが4年後の2022年9月に、江口克彦先生が資料館に来てくださり実現することに
一昨日も、林さんと8時間にわたり今後の資料館の運営や将来について話し、行政マン、郵政博物館館長の経験から多角的なアドバイスをいただきました
林さんと話しをしたことは必ず実現出来ると思っております
「師の跡を求めず。師の求めたるところを求めよ」
※夢二研究会の副代表の林健志さんご来館
※江口克彦先生が2022年9月ご来館