(イメージ写真です)






先月から5週連続で続いた



施設への訪問演奏。



今年最後の演奏が午後にあった。




20名以上の方が綺麗に並んで座っていた。




(同じく)



歌が始まりおばあさん、おじいさんの顔を見ると、



緊張もあるのか



笑顔ではなかった。





その表情を見たとき、



義父や年配の友だちの言葉が浮んだ。


「この年まで生きていると、もう楽しみなんかないわ。」




何を張り合いに生きているんだろう?



全員の方が


今回の施設に限らず、来ていることを楽しい、嬉しい、と


思っていないだろう。





だから、


毎回
緊張はするけれど、


出来るだけ笑顔を意識する。




そんなことを感じながら数曲歌い終わると、



後ろの端の方で職員の方の手を握っていたおばあさんが、


ニコニコしながら私に手を振っていた。


歌の合間だったので


私も手を振り返した。




すると、



何度も何度も手を振ってくる。




私も振れるときには振り返す。




後半になり、




その前の席の、



目が合い笑っても少しの反応だった



おばあさんまでも私に手を振ってくるようになった。



全ての演奏が終わるまでに



何度かふたりのおばあさんと手を振り合った。




そして、



帰る支度をしていると、



元気な、


「お姉さん、お姉さん。」



と呼ぶ声がしたので顔上げた。





後ろの席のおばあさんが私の方に近寄ってきて、


「歌えて楽しかった。ありがとね。」と


本当に嬉しそうに握手してきた。



私はハグした。


すると、ギュッと力強く背中に手を回してくれ、一段と喜んでくれた。



また来ますからね。



って、



他の演奏者2人と玄関に向おうと


歩きだしたら、



なんと、



前で手を振ってくれていたおばあさん、


101歳が、



それだけでも凄ぉ~~いのに、



私も歌えるよ、と言って



立ち上がり、



大きな声で歌い出した!!



全く聞いたことない歌だったけれど、


ものすごい力強い声に再び驚いた!!



そして、


そして、



なんと、




3番まで歌ってくれた!!




凄い。



本当に、力強い歌声だった!!



凄いエネルギーを感じた。



他の、若い70,80代の女性が、



「あやかりたいもんだわ。」って。




帰る頃には



部屋中


笑顔でいっぱいだった。



ありがとう。


また来てくださいね。って。






時々ギターを練習していて思うんだ。





ギターを弾くこと、


ギター演奏に行くこと、



私は何のためにしているんだろう? 



上手でもないし…



楽しみよりも、間違わないように、の緊張のほうが大きいし。








でも、



今日感じられた。



年齢なんか関係無い。




当然、
同じ「今」を生きていることには変わりない。



誰だって、幾つになったって、


本来持っている



喜び

楽しみ

安堵感

感動

しあわせ



を感じて生きていたいということを。




訪問して一緒に歌うことが、



その喜びを思い出す「きっかけ」になったら



なんて素晴らしいことだろう!! と。



101歳のおばあさんが、



昔、歌っていたのだろうその歌を、



腹の底から声を出して3番まで歌った。



その歌が他の人に感動を与えた。




あーーー、すごいものを見せてもらった。


あーーー、素晴らしいです。




ありがとうございます😊




感動いっぱいの中、


帰り道、


リーダーの男性が






ケーキとお茶をご馳走してくれた😋





今日もありがとう💖です



多美子tamiko