みな様
龍です。
さて、前回の続きです。
帯広で茜を使って染めた布ナプキンを手作りされている、
トモ先生こと、辻奉歩(つじ ともゆき)さんから、
色々とお話をうかがいました。
龍 今日はどうぞよろしくお願いします。
そもそも、ナプキンを作るきっかけはなんだったんでしょうか?
トモ 住んでいる環境が原生林の近くだったのに、庭に飛んでくる鳥の名前や、
周りに生えている木の名前とか、何にも知らなかったことに気付いて…
その辺から自然について学んでみたいと思うようになったんです。
龍 なるほど。
そこからどうしてナプキンに繋がるんでしょうか?
トモ その後、「人類が続いて来たのは女性がいるから」という話に衝撃を受けて、
女性の身体や生理について深く考えるようになったんです。
龍 そうか。男も女も、全員女性の身体から生まれてるんですもんね。
トモ そうなんですよ。
どんなに男尊女卑の男で、女性を見下していても、結局女から生まれて来てるわけで…
龍 ですよね〜。
トモ もともと物作りが好きだったこともあって、自分で布ナプキンを作ってみようと思ったんです。
龍 茜染めに惹かれた理由は?
トモ 茜の根や染め液が、血液や胎盤や、子宮の内側と同じなんじゃないかと思って。
なんか、命の原点に戻ってゆくような感覚に惹かれたのかな…
龍 それ、実は最近使ってみた白髪染めの中に茜が入っていて、水で溶いたら血液みたいな色になって、
ちょっとドキッとしたんですよ。
似てますよね、血液に。
トモ そうなんです。
白い布ナプキンだと、血液が付いた時に抵抗ある人もいるんじゃないかと思うんですが、
初めから赤い布だったら、気持ちも楽になるんじゃないかと思うんです。
龍 確かに。
あと、経皮毒の事も関係ありますよね?
トモ 確かに、経皮毒の話もありますが、布ナプキンを「絶対にいいもの」と、
押し付けるんじゃなくて、紙ナプキンも含めて、選択肢があることが大事だと思ってるんです。
龍 「今日はどうしても無理」って時もありますからね。
トモ あと、女性の身体は命とつながる大切なものだと思うんです。
だから直接肌に触れる素材を見直して欲しいし、自分の身体感覚を取り戻して欲しいということもあります。
龍 そういえば、生理の時のことを思い出してみると、自分の生理をなんだか煩わしいもので、
出来るだけ手間のかからない方法はないかなと思ってましたね。
トモ でも、布ナプキンに変えたら、蒸れやかゆみが無くなったとか、生理周期が安定したとか、
そんな声も聴くので、いろんな選択肢の中で、自分が一番心地いいと感じる方法を選ぶことが大切じゃないかなと、思うんです。
つづきます。