みな様
龍です。
さて、先週から発売している「詞梨勒」についてもう少し掘り下げてみたいと思います。
もともとインドでの伝承医学アーユルヴェーダの中で、ラサヤナ(長寿の薬)として、消化機能などの身体の様々な機能の改善や、抗菌、抗炎症に使われていた
ミロバランという植物の種子乾燥させた物を、「ハリータキー」と呼んでいました。
それが中国に伝わると、「詞子=カシ」という名に変わり、中医学の漢方薬として咳止めや下痢止めなどに使われていましたが、
その薬効や香りから、魔除けとして使われるようになりました。
日本へは奈良時代に鑑真和上が伝えたとされています。
鑑真和上は、実に12年の間に5回も日本への渡航に挑戦しながら失敗し、その間に失明までしながら、6度目でついに日本への上陸を果たし、
以降10年間日本に留まり、仏教の正しい布教のために尽力されたそうです。
平安時代には、詞梨勒を柱や床の間に掛けて、新年の厄除けや、魔除けとして使われるようになりました。
この絵を見て下さい。
これは、お釈迦様の最期の場面が描かれた絵です。
この絵の左から2本目の柱に、何やら赤いものが掛かっていますよね。
実はこれが詞梨勒なんです。
というのは、右上の雲の中にいらっしゃる、お釈迦様のお母様の摩耶姫が、臨終を迎えている我が息子が、
死出の旅に向かうにあたり、邪鬼から身を守って欲しいという願いから、釈迦に向かって投げた詞梨勒が、釈迦の枕元には届かず、
木にに引っかかってしまったというのがこの絵の逸話なのです!
詞梨勒は、実にこんなに古いルーツを持っているのです!
驚きですよね。
この、芳しく、高貴でなんとも言えない癒しの香りを、新年にあたってご自宅に香らせて頂けたらよろしいかと思います。
また、親しい方への贈り物としても大変よろしいかと存じます。
合掌🙏
龍 多美子