私はノン君と出会って初めて
「内部障がい」というものを知りました。
これまで「しょーがいしゃ」といわれる方と
密に接してきたことはなかったけど
私が「よかったことかな?」と思うのは
《実家で祖父母と暮らした》こと。
「相手の身体を気遣うこと」は、
生活のごく自然な感覚だったかも。
いまや実家の親も高齢になり、
母はひざを痛め、段差に手すり必須。
耳も遠くなり、片耳の聴力は、ほぼゼロ。
厳密には「しょーがいしゃ」ではないけれど
生活に支障が出てる所は、
家族で思いやって、工夫しようね♪って。
福岡に出てくるまで、そーやって暮らしてました…
ノン君は見た目ふつうに見えるので
私は『可愛がり
』と言う名目で、
イヂメたり(?)からかったりしてるぶん
あらためて彼自身のくちから
「しょーがいしゃ」って言われると、妙な違和感…
と同時に
「そっか…そうなんだよね…」って
現実をズッシリ意識させられる感じです。
お付き合いをすることになったとき、
まず私がノン君に伝えたことは
「私には、ノン君の身体の加減が分からない。
しんどいときには、遠慮なく言ってね?」
お互い、気持ちも身体も自然体で、
一緒に居られたらいいなと思ってます。