「那須神社」は西暦300年代の創建といわれ、征夷大将軍坂上田村麻呂が八幡神を祀ったことから金丸八幡宮と呼ばれており、那須与一が戦勝祈願を行ったとも伝えられています
那須氏没落の後は黒羽城主大関氏の氏神となり、現在の本殿は寛永18年(1641)頃、楼門は同19年(1642)に三代大関高増により再建されています
今年(2014年)1月に本殿と楼門が国の重要文化財に指定されています
さらに「おくのほそ道風景地」名勝にも指定されました
小雨のぱらつくお天気でした
本殿まで真っ直ぐ続く杉並木の参道です、途中樹齢250年のサワラやエドヒガンの古木・名木もありました
300m近くある参道ですが、綺麗に掃き清められていて気持ちが良かったですね
楼門へは敷かれたムシロの上を歩きます
楼門手前と本殿周囲には境内社がありました、年季が入っていてぱっと見どこの神様かわからなかった(^^ゞ
楼門
全体は朱塗りで組物の彩色も鮮やかです
下部には随神が安置され上部の壁面には竜や雲が描かれています
額には「総社八幡宮」とありました、右は拝殿内部から奥の本殿を見たところ
本殿、右は本殿を後ろから
本殿(拝殿含む)も彫刻や絵画で装飾されているとのことですが、劣化していてその実態はわかりませんでした
金丸塚、本殿の真裏にあります
人皇第16代仁徳天皇の御宇下野国造奈良別命国家鎮護の為め金瓊(けい)(黄金の玉)を埋め塚を築き祠を建て天照皇大神、日本武尊、春日大神を祀ったと伝えられている
又、金丸という地名もここから出たといわれています(案内板そのまま)
神社との関係はどうなんでしょうね(^^ゞ
那須神社の隣は「道の駅那須与一の郷」です、駐車場もここを利用することになります
道の駅の建屋の後ろに見えるのが神社参道の杉並木です
国の重文に指定されたことをを受け、3月15日の春の例大祭は規模を大きくして行われるとのこと
また、道の駅では記念式典や宝物の展示も行われるそうです(宝物の展示は3/15~3/31)
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