友達でも「リカバー」を絶対に請け負わない理由 | White hat hacker hachi のブログ

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●「リカバー」を絶対に請け負わない理由

 

(「復元」と似ているので「復縁」の古いネタです)


「なぜパソコンのリカバーを請け負わないか?」

知り合いには良く言われる。

「そんなに素晴らしい技術を持って居るのに、アルバイトしないのか?」と。

他の投稿でも触れて居るが、「レスキュー」や「リカバー」はそんなに簡単に儲かるバイトでもないのだ。

 

 

(架空の詐欺の企業名です)

 

だからこそ、悪徳業者が増える。

とにかく、請け負う前に詳細な状況を聞かなければならない。

「何をしたら何がどうなったか」。

 

「だから、何をどうしたいのか?」

 

マシンは何日以内で戻して欲しいのか?

金が掛かるなら止めるか?(そんなのは無いとは思うが)

 

「目的」を完全に共有していないと、思わぬ「すれ違い」が起きて、しっぺ返しは全てこっちに跳ね返って来る。

 

全てを聞き取って、「これは受けられない」と判断した場合は金は一円も取れない。

弁護士先生の様に、「ここからは、話を聞くだけでも有料」と宣言出来ると良いが。

相手が友達ならそうも行かない。

 

 

●お手伝い出来る事も偶にはある

 

例えば、「大事なファイルを間違ってゴミ箱から消した」なんて場合。

消してから何も作業をしていないなら、復活出来る可能性は高い。

 

ただ、後から何かの作業をして同じセクターが上書きされればアウト。

 

ファイルの保存先指定を間違えただけの「行方不明」は慣れない人に多いが、その場合は「検索」だけで見付かる事もある。

 

もっと初歩的なのは、jpegをなぜかpingに変換してしまったが、現在のフォルダー設定でpingが見えない様になつているとか…。

 

本人の話を詳しく聞き取ることで捜していたファイルが見付かる事もある。

 

そんなのなら「作業料」も要らない。

しかし、レスキューはそんなに簡単な仕事ばかりでは無い。

それは想像より手間の掛かる仕事で、上手く行ってもその割には身入りは少ないのだ。

真面目にやって居たのでは儲からない。

 

何もしないでコーヒーを飲んで休んでいても「作業料」を請求するのは普通。

 

そもそも、パソコンのトラブルなんて原因は千差万別。

 

商売としてはあらゆる場合に備えて道具を揃えなければならない。

 

 

テスターに始まり、半田ごてやラジオぺンチなども用意しなければならない。

 

そんな場合はデータは使えなくても、「PC直しといて!」と安易に頼まれる事が多い。

本当、何も仕事しないで「新品買った方が早い」と言って「作業料」貰いたい。

「レスキュー」で頼まれたのに、今度はマシン直せと?

 

(「使い回しのネタ」で申し訳ない)

 

何でも簡単に頼む友達も多い。

こっちの趣味を普段は少しもリスペクトしていない癖に…。

こう言う奴は、PCが壊れると途端に10年来の「親友」になろうとする。

 

(他の投稿でも使った「HDD」)

 

それでも、そんな場合に備えて幾つかの代替えパーツさえ用意しなければならない。

 

ストレージそのものの物理的故障が原因のトラブルもある。

自分の趣味や仕事だってあるのに、いくらお金を貰ってもそんな時間は無い。

ましてや、酷い時には訴訟問題だって無いとは言い切れない。

どこかの大会社みたいに本物の弁護士先生と契約していれば話は別。

合法的詐欺集団の仕事も兼ねられるが、こっちはそんな訳にはいかない。

そう簡単に「アルバイト」って訳にはいかない。

個人でそう言う仕事をして居る知り合いも居るが、本当に尊敬に値する。

 

まあ、パソコンのシステムの復元が得意と言っても自分のマシンだけで手一杯。

それに、余り技術に自信も持って無いし…。