春先に畑のお野菜が端境期を迎え
この時期の莢豆たちが出てくるまで
食卓を賑わせてくれるのは野草たち
野蒜は球根も
島らっきょうみたいで美味しいですが
花芽は「マイルドなにんにくの芽」
といった感じで炒め物にgood!
野カンゾウは夏に
オレンジ色の
百合のような花を咲かせますが
春先の新芽は甘~い汁を含んでいて
ヌタ合え、ぽん酢がぴったり
大根、キャベツ、白菜、のらぼう菜、
チンゲン菜、タァサイ…といった
アブラナ科は
どれも菜花が美味しくて
すっかりとうだちしても
片付けるのが惜しいくらい
他にも
つくし、ふき、コシアブラ、ウド
わらび、ゼンマイ、こごみなど
野山には美味しいものがいっぱい
まさに宝の山
…ところが
毎年のように食中毒も起きています
似たものをそれと思い込んで
不運にも有毒植物だったというケース
バイケイソウ
ハシリドコロ
スイセンのような猛毒を持つものの場合
吐き下しどころでは済まないケースも…
初めてのものに
安易にトライせずに
どこか、
信頼おけるところで出されたものを
しっかり味わって記憶しておくこと
味、香、食感
そしてできれば調理前のものも
見せてもらうといいと思います
そしてそれを野山で見つけたときに
採取したものを
嗅いだり舐めたりして
その場で確認すること
野カンゾウなどでも
日当たりや土壌の違いで
根の深さや葉の色味が違いますから
初めて採る場所では必ず確認します
野蒜は匂いでそれとわかるので
触ったてを鼻に持っていけばOK
食べものが自然の恵だった頃は
そうして五感を駆使して
集め、料理していたはずなのですから
ひろの拝