七月の連休に長野県松本市に行ってきました。
松本と言えば松本城。天守は修理を繰り返しながらも四百年を耐え抜き、国宝に指定されています。
烏城と呼ばれるように、黒壁の美しいお城です。確か岡山城も烏城と呼ばれていました。
信濃守護の小笠原氏が居たころは深志の名で呼ばれいましたが、武田氏支配を経て徳川の支配時に一時また小笠原氏に戻りました。松本と名を変えたのはこのころのようです。
豊臣秀吉の時代に入り石川数正に宛がわれました。石川数正は徳川家康の重臣だった人ですが、謎の出奔をして当時敵対していた秀吉に寝返っています。この石川氏の時代に今の城縄張りが出来たようです。
お城の中も古い形を残しています。黒漆塗りの板張りの床と整列する柱が、戦国の世を彷彿とさせます。昔は漆ではなく墨を使用していたとか。
建物内は土足厳禁。黒光りした床が冷んやりとして素足に気持ちがいい。床磨きは市内の学校の生徒さん達がボランティアで磨くんだそうです。エライです。
石垣の上の少し出っ張っているところは石落としの隙間。敵が石垣を登ってきたらここから石を落としたり、熱湯を掛けたりします。松本城は鉄砲を使った戦いを意識して作られたお城だそうで、広いお堀と銃座となる壁の穴(狭間)が印象的です。
これは天守の中で展示されていた「指火銃」という短筒鉄砲。十手の形をしているところが何かスゴイ。「御用だ!」と言っておいてズドンと撃つのも少し卑怯っぽいかも。
こちらは焙烙、爆弾です。説明書きに「トゲを付ければ威力が増すだろうという発想で作られたものだが、思ったほど効果が無く、作るのに手間と時間ばかり掛かるので量産されなかった珍しいもの。」と書かれていました。
松本市の西の山から見た松本盆地。南北に長い山間の平地は信濃の国最大。南に30分も行けば諏訪湖に出ます。盆地の北をさらに山を越えれば県庁所在地の長野市です。
松本の城下町は大変きれいです。なまこ壁の蔵造りやモダンな喫茶店なども多い。街中を散策していると必ず湧き水の井戸に出会う。どれも冷たくて美味しい。近所の方がコーヒーやお茶用に汲みに来ていました。街中であまり自販機が見当たらないのもこの井戸があるからでしょうか。
こんなものも売ってました。ひでよし?
それにしても梅雨明けの空がキレイでした。 kaolun
小田原の番外編。
小田原城の裏手に二宮神社があります。そこの会館の中にある[cafe Ginger]という喫茶室。
名前のように生姜(ジンジャー)を使ったメニューが沢山ありました。
これはジンジャー・ソーダ。ソーダの中に砂糖漬けの生姜の輪切りが山ほど入っておりました。(因みに後ろの黒Tシャツが私。)なかなかの美味。
こちらはスコーンですが、右はプレーンで左が生姜入り。食すると生姜の香りが口の中で爽やかに広がります。美味しかったです。
ここでの笑い話は小田原城のページの書き込みにあります。(≡^∇^≡)
小田原の番外編②
小田原城の天守でこれを買いました。使っています。