明けましておめでとうございます。


 カウントダウンに横浜中華街の関帝廟に行ってきました。ここ数年は舞浜のイクスピアリの年越しに行ってディズニーの花火を盗み見してたんですけれど、さすがに飽きたので場所替えです。


 関帝廟は中華街の真ん中にあって、三国志で有名な美鬚公関羽を祭っています。商売の神様になっているそうです。でもね実際には、この人は中国歴代王朝の政治のプロパガンダとして、英雄に祭り上げられてしまった人です。(ガンダムのジオン・ダイクンみたいに。)

 この辺のくだりはまたの機会にして、カウントダウンは楽しかったですよ。獅子舞が披露されたり、変な人形が行進してきたり。中には身の丈3mくらいのピンピカの関平や真っ黒顔の周倉(関平は関羽の養子、周倉は家臣)がいて観客を睥睨していました。三国志ファンにはたまらないシチュエーションだよ。

 何よりもすごかったのは、やっぱり爆竹です。町の端の方から徐々に近づいてくる連打音が、0時になるとあちこちから響き渡ってくる。その音量たるや、半端ではありません。すぐ脇にいると耳をつんざき話し声がわからなくなるほど。それを引っ切り無しにやるんですからすごい。それを肉まんかじりながら見てました。


 中国の正月は2月ですから、本番はもっと盛り上がることなのでしょう。楽しみです。


 都心のカウントダウン事情は年々盛り下がっているようです。やはり2000年がピークでしたね。銀座の四丁目交差点の賑わいが、今は嘘のようです。替わりに外国人なんかが中心になってアングラ化している。やや怖い傾向でもあります。

 2010年はどんな年になるでしょうか。         kaolun