はろはろ、みなさま。
おかげさまで「クロちゃんのタロット中級講座」、好評です。
初級はいつやるのだ、とか、タロット講座なのに画像がないと分かり難いというもっともなお叱りのメールも届いていますが、それは置いといて。
(僕は仕事ではカモワン・タロットを使っているのですが、僕も一応画家なので著作権に関しては神経質なのです。で、勝手に画像を使うことには抵抗があるのですよ。ごめんねー)
さて、こちらはクロちゃんです。
日常的にタロットを使ってはいるけど苦手なカードがあって、それを克服したいとカードに聞いたのですが、「苦手なのは あなたがそれを望んでいるから」という「15・悪魔」が出てきやがって、クロちゃんは絶句しています。気の毒~~。(笑)
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クロ: アタシが「名前のない13番」を読みにくかったのは、自分がエゴに支配されていたことに無自覚だったから。そしてエゴは、アタシがそれに気づくことを嫌がっていたから・・・ってことですよね?
びー: そうそう。「13番」のカードに描かれている「黒い土」は人間の無意識を表し、そこには「未だに赦されていない、抑圧された記憶」が埋められている。そしてエゴは、それを解放することを望んでいない。なぜなら「思い出したくない、直視したくない過去」は恐怖の温床となり、エゴは我々の恐怖を食べて肥え太っていくのだから。
クロ: だからアタシは、自分の無意識を掘り下げ、そこにある”愛以外のもの”を光にさらしていく、っている13番が苦手だった。でもエゴと自己同一化することを止めれば、それはアタシの苦しみじゃない、って分かるかも・・・
びー: おお、鋭い洞察力! その推測が正しいかどうか、カードをシャフルして・・・。おやおや、正位置の「15・悪魔」が出ましたね。(笑)
クロ: よ、欲望・・・⁉
びー: ちょうど良い機会だから「15・悪魔」の聖霊的解釈を復習してみようか。はい、クロちゃん答えて。
クロ: ひぇぇぇぇ。それがすんなり答えられたら「15」が苦手なんて言いませんよー。(と言いつつ、初級ノートをチラ見する)
えーと、一般的な解釈では、このカードの第1キーワードは「欲望」。正位置の場合は「願望達成」を示し、逆位置の場合は「絶望」を表します。
一方、聖霊版タロットでは「その願望は地上的欲望か、実相的欲望かを判断する」という意味があります。言い換えると「その願望は御父の意志に一致しているか、否か」であり、「一致していれば実現するが、そうでなければ消滅する」と習いました。
びー: テキストの丸写しだけど、その通りです。(笑)
そこまで分かっていて、クロちゃんは何故「15・悪魔」のカードが読みにくいのか?さっそくカードに聞いてみましょう。3枚引きです。
Q.15が苦手な理由を教えてください。
聖霊と繋がっていればすべて良いカードのはずなのに、「欲望」が苦手な理由を教えてください。
私の意見 14R
⇒「14・節制」の第1キーワードは「救済」。それが逆位置だから「救済は起こらない」、つまりアタシは助けてもらえないと思っている。ギャーーー!
聖霊の意見 10R⇒12
クロちゃんの意見に聖霊は10R。「これまで散々助けてきたでしょ?」と文句を言ってるね。(笑)
クロ: 助けられてますうううう(;;)
その解決カードは「12・吊るし」。御父の愛の中でリラックスしてる神の子を現わしている。聖霊版タロットでは、「このカードが出てきたらテキスト第26章の”境界地帯”を適応するように」という指示があるね。
クロ: (すげー)
びー: ”私たちは御父に愛されてる”という、うっとりした安心感の中から、「(アタシだけは)助けてもらえない・・・」と思っているアタシを見てごらん。永遠に変わらない御父の愛の中に留まり、その想念がどう変化するか、聖霊と共に見守ってごらん。その想念が御父の意志と一致していればクロちゃんの中に留まるけど、そうでなければ消えていくよ、とカードは教えている。
クロ: ほんとだー。見ていると次第に消えていきます。
でも、なぜ私は助けてもらえないと思っている・いたんでしょう? これまでさんざん助けてもらってきたのに。もしかして、これまではそうだったけど、これから先はわからないぞ~って先の不安が出てきてるの?
でもでも10のスフィンクスは、”これからも助けてもらえるって なんでわかんないのかな~?” って迷惑そうに見てる気がする~~。
聖霊のアドバイス 11
⇒「11・力」の第1キーワードは「奇跡」。奇跡は常に、御父の愛を受け入れようと決意するところから始まる。今、まさに奇跡を体験していることに気づいたかな?
クロ: えーと、聖霊の言う「奇跡」って、アタシの認識が変わったことを言うんですよね。変わったかな?
聖霊と共に「名前のない13番」や「15・悪魔」のカードを見つめることで、前よりも苦手じゃなくなったってことでしょうか?
びー: おや、もう苦手じゃなくなったの?
クロ: 読みにくいっていうのは相変わらずですが嫌悪感はなくなりました。今度出てきたときは、ちゃんと聖霊に聞きながらリーディングしようと思っています。
びー: おお、ものすごい変化ですねー。
クロ: えーと、ここまでの話をまとめると、アタシが「15・悪魔」に感じていたのは”根も葉もない不安”で、それを赦して委ねたことで心が平安になってきた。これって、奇跡を受け取ったって理解して良いんですよね?
びー: その通り。そのうえで、この奇跡の状態を揺るぎのないものにしたいなら、意識的に「分かち合い難いものに分かち合う」という、効果的だけどちょっとハードなワークがあります。やってみます?
クロ: きゃー。やりますやりますーー。
びー: では、そのうっとりとした平安の中に8億人の@6さんたちと留まっている、とイメージして・・・それから、今のクロちゃんにとって一番「愛しにくい存在」のシンボルとして、某企業を思い出してみようか。
クロ: (ちょっと笑っている)なんだか、もうそれほど嫌じゃなくなってますねー。でもいいや、思い出しましたー。
びー: それでは試しに、「某企業は自分たちの間違いに気づき、実相的に正しい立ち位置に戻って 私たちと楽しく仕事をしています。」と言ってみて。どんな感じ?
クロ: ん~、嫌じゃないですねー。むしろ、そうなれば良いなぁって思います。
びー: 良いですねー。さすが日常的に赦しと祝福の実践を積み上げている@6さんだ。
このように御父の意志と矛盾しないことを(”愛しがたい存在”に向かって)言う=意志することで、それが実現しちゃうし、同時にクロちゃんと8億人の@6さんたちも「揺るぎなく、御父の愛の中に留まる」ことができるようになるんですよ。
クロ: えーー? こんなに簡単なことで、そんな都合の良いことが起こるんですかぁ?
びー: そりゃ簡単に見えますけど、ここまで来るのにクロちゃん10数年はかかっているんだよ。(笑)それに「奇跡に大小はない」って、テキスト第1章「奇跡の原理」の冒頭に書いているし。
クロ: ひぇー。反省しますー。それに某企業に関わっている人々も、今は眠っているかもしれないけど確かに”神の子”だし、神の子はいずれ目覚めて天国へ帰るんだもの。その目覚めをほんの少し早めるためのお手伝いをするのは、やぶさかではないです。
びー: ということでもう少し深く、何故クロちゃん、並びに@6さんたちが「15・悪魔」を苦手だったのか、或いは「自分の欲望を明確に見ることを拒んでいたのか」、聖霊と一緒に見ていきましょうか?
クロ: それって「終わったところから全体を振り返る」ってことですね。(マジ、コースってカッコいいよなぁ♡)
えーと。アタシが「15」が苦手だったのは、エゴにとってアタシにそれ(=神の子の想念の力)を知られることが都合が悪かったから。だってエゴは「クロ@6を目覚めさせたくない!」という強烈な欲望があるから。
だからエゴは、”これまでは助かったけど、これから先はわからないぞー”って、いつもアタシを脅迫していた。その言葉に惑わされて、アタシ並びに@6は無意識にずっと無駄なエネルギーを使ってたんだ。
聖霊は、”これまでも、そしてこれからも助ける”と言っている。でもアタシ・アタシたちはエゴの言葉を完全に捨てることはできない。疑い深いアタシ@6の心。「(聖霊を)疑いたい」というアタシの欲望・・・。でもこれって、@6の質である「選択」を放棄しているってことではないですか?
びー: おお、いいところに気がつきましたねー。言い換えると、これまでのクロちゃんは疑い深かった。というより「疑うことが賢いこと、知的なこと」だと思ってた。その結果、「疑わざるを得ないような男」とばっかり付き合っていた。
クロ: ギャーーー な、なんてことを!!! なんで そんなことまで分かるんですかぁぁぁ!!!!
*** とりみだしつつ つづく ***