ライチョウを絶滅から守る! | 右岸だより

右岸だより

 歳を取り、ヒマになりなり、昔やりたかったことを手掛けようと思っていますが、思うようにできません。そんな中で出来ることを探したり、出来るように工夫したりしてもがいている毎日を綴ってみたいと思っています。

ライチョウを絶滅から守る! 中村浩氏他 しなの書房

 TVで知り、借り出した。何も知らなかったので、生態、現状、地球環境問題と学ぶことが多かった。日本では高山にしか生息していない。それもアルプスと言われている部分のみだ。この山域には私は行ったことがない。

 それでも雷鳥は見たことがある。大町の山岳博物館だ。ナイロンザイル切断事件の展示を見に行ったら、庭にカモシカと雷鳥の小屋があった。このことも本書は取り上げている。大町の人口飼育は成功しなかったそうだ。

 先生方の研究姿勢にも魅かれる。苦労の連続だがひるまない。中村先生の師匠羽田先生の本も読んだことがある。共著者の小林篤戦線は中村先生の後継者だ。私は子弟3代にわたっての読者だということになる。