思いがけず巡ってきたチャンスで仕事を果たした。ロッテ・安田尚憲内野手(25)が1軍昇格即先発し、2−1の六回に適時二塁打をマーク。貴重な追加点でチームの3カード連続の勝ち越しに貢献した。

「1軍に上がってすぐだったので、緊張もしましたが一本出てよかった。(今日が)また開幕ぐらいの気持ちで打席に立ちました」

仕切り直しのスタートだ。相手先発は左腕の上原。左投手は昨季打率.188(101打数19安打)と苦戦していたが、六回は低めの直球を捉えて中越えの一打となり、6月1日以来の安打と打点になった。

今季は思うように結果を残せず、打率.247と低迷し、6月10日に出場選手登録を抹消。状態を上げるべく、サブロー2軍監督らに助言をもらい「力みすぎないように」と、構える際にバットのグリップの位置を高くする打撃フォームに変更した。

そのなかでD1位・上田(明大)が2日の日本ハム戦で右太もも裏の違和感を訴えて離脱。急きょ、3日から1軍合流し、この日に登録された。D1位で入団して7年目を迎えた安田は「しっかりとアピールして、自分のポジションをとれるように頑張っていきたい」と闘志を燃やした。


〜7/5付サンケイスポーツより抜粋〜