日本ハムは楽天9回戦(エスコン)に5−2で逆転勝ちし、連敗を3で止めた。「4番・DH」で出場したフランミル・レイエス外野手(28)が3安打1打点の活躍。来日初の4番先発で勝利に貢献し「全体的に打席の感覚が良かった」とはにかんだ。

メジャー通算108本塁打の助っ人が、交流戦王者、楽天を相手に快音を響かせた。二回に同点の起点となる三塁打を放ち、三回の中前打を挟み、五回は勝ち越し二塁打。5月4日のオリックス戦以来、2度目の猛打賞(1試合3安打以上)を記録した。

ドミニカ共和国出身で196㌢、120㌔の巨漢は、2月の沖縄・名護キャンプのフリー打撃で推定飛距離160㍍の場外弾を放ち、怪力ぶりが話題となったが、開幕後、日本の投手への対応に苦心し、5月13日に2軍落ち。イースタン・リーグに17試合で打率.340、4本塁打、9打点と結果を出して、今月15日に1軍に復帰。この日、右打者の逆方向となる中堅から右方向へ安打を重ねるなど広角打法を披露した。

3号満塁本塁打をマークした21日の楽天戦に続く活躍で勢いに乗ってきた。2軍からはい上がってきたレイエスは「悔しい思いをした。自分のできることをして頑張りたい」と巻き返しへ意欲をみなぎらせた。


〜6/23付サンケイスポーツより抜粋〜