交流戦初戦が雨天中止となった日本ハム・新庄剛志監督(52)は28日、仕切り直しとなる阪神戦に向けて「胸を借りるというよりも、倒したい。日本一のチームですもん。マジで本当に勝ちたい。選手も自信になる」と力を込めた。

現役時代の1990−2000年まで在籍した古巣・阪神。プロ3年目の1軍初出場試合の1打席目でプロ初本塁打を放ったことが一番の思い出と語り、「あれがなかったら本当に福岡に帰って、(父親を継いで)造園業をやっていたかもしれない」。さらに、”阪神愛“から敵に塩も送った。不振で2軍調整中の佐藤輝について「もっと軽く振って、(打球を)左中間方向に、浜風を利用して。俺なら直せる」と再生法にも言及した。

ペナントレースの鍵を握る交流戦。ソフトバンクの独走に待ったをかけるべく、指揮官は「交流戦を終えて、理想は2(ゲーム差)でしょ。2で直接対決で抜かすのが一番ドラマチック」と青写真を描き、「小久保監督は同級生だしね。意識はしています。俺の中で一番美しいホームランを打つのが小久保君。(現役時代から)ジェラってました」と告白した。


〜5/28付サンケイスポーツより抜粋〜