二回までに大量6点を奪ったオリックスの主役は森友哉捕手(28)だった。一回に先制打を放ち、3−0の二回は1死満塁で適時打と4番の働きを見せた。
一回は1死一、三塁で打席へ。上原の低めの速球を引きつけ、たたきつけるように逆方向へ運んだ。打球は三遊間を破り「いいところに飛んでくれた」と振り返った。二回は内寄りの真っすぐを鋭くはじき返し「しっかりと反応することができた」と納得。上原を降板に追い込んだ。
西武時代の2019年に首位打者に輝いた実力者は今季、4月を終えて打率.198と振るわなかったが、5月の月間打率は試合前で.326。「ちょっとずつ上がってきている」と言っていたように本来の強打を取り戻しつつある。
先発投手陣の柱である宮城がけがで不在の苦境にあって、巻き返すには打線の奮起が欠かせず、「できることをまずはやるだけ」と集中力を高めている。主砲の復調とともに、チームも上昇気流に乗れるか。
◆7投手をリードしたオリックス・若月
「投手のみんなが頑張ってくれた。こういう試合をこれからも任せられるように頑張りたい」
〜5/24付サンケイスポーツより抜粋〜