たくましい顔つきで帰ってきた。ロッテ・安田尚憲内野手(25)が2安打3得点。ぎっくり腰から復帰2戦目で存在感をみせ、チームの連敗を7で止めた。

「みんな勝ちたいという気持ちはすごくベンチから出ていた。復帰して一本出て、ほっとしたというのが一番。ここ(1軍)に戻ってこられてよかった」

今季最多の15安打10得点。その流れを作った。三回先頭で右前へ復帰後初安打を記録。友杉の犠打で二塁に進むと、2死からポランコの右前打の間に激走をみせてヘッドスライディングでホームに生還。六回にも右二塁打、七回は四球で出塁し、いずれも得点につなげた。

7年目の開幕をスタメンで迎えたが、直後にアクシデントが襲った。ぎっくり腰で1日に出場選手登録を抹消。一時は体を起き上がれないほどの痛みが走った。3日間は安静に過ごし、1週間ほどで練習を再開。チームの試合はテレビ観戦していたが「自分のことで必死だった。状態を上げることを意識していました」と早急な復帰を目指してリハビリを続けた。

27日の楽天戦で1軍昇格すると、チームを勝ちに導く活躍。「まだまだ出遅れているので、これからもっともっと活躍したい」。打線の中軸を期待される安田が打てば活気づく。チームの中心には背番号5がいる。


〜4/29付サンケイスポーツより抜粋〜