楽天・石原彪(つよし)捕手(25)が2−2の八回、右中間を破る決勝の2点二塁打を放った。九回には駄目押しの適時二塁打を左翼線へ運び、自身初の1試合3安打をマークした。

「チームが勝てたのでうれしい。今年はいいスタートも切れて、絶対やるという気持ち。勝てる捕手でいたい」

172㌢、96㌔の体格から「京都のドカベン」と呼ばれた京都翔英高に42本塁打を記録し、2017年にドラフト8位が入団。だが故障もあり、昨季までの通算出場試合数は27だった。今季は既に12試合に出場。20年の自己最多18試合を超えてキャリアハイを狙えるシーズンとなっている。

今江監督は「試合に出始めて体の切れが出てきた。今のところ一番の成長を見せてくれている」と目を細めた。2日の日本ハム戦でプロ初本塁打を放つなど、8年目の捕手は飛躍の可能性を秘めている。


〜4/21付サンケイスポーツより抜粋〜