23年目の西武・中村剛也内野手(40)が現役最多をひた走る通算472本塁打目(史上12位)の1号ソロ。伊東勤の持つ20年連続を抜き、球団新記録となる21年連続での本塁打をマークした。

「なかなかいいバッティングができていなかった。いいホームランだったので何とかつなげていきたい」

1−2の九回1死。横山の高めの真っすぐを完璧に捉え、左翼席中段に運んだ。チームは延長戦で競り負けたが、本拠地のファンを沸かせた。試合前まで12打席連続無安打、打率.130と苦しんでいた主砲に一発が生まれ、松井監督は「見事だった。長くやっているからこそ積み重なったものが記録になっていく」と目を細めた。

史上9人目の500本塁打まで28本。「何とか頑張ります」と中村。目標に掲げる偉業に向け、ベテランが今季もアーチを量産する。


①8月で41歳になる西武・中村剛が今季1号を放ち、2004年から21年連続本塁打。西武(前身を含む)では伊東勤の20年(1984−2003年)を抜く球団新記録。プロ野球記録は谷繁元信(中日など、1989−2015年)の27年連続で、21年以上は史上12人目。

②西武の選手が41歳以上(その年に迎える満年齢)のシーズンに本塁打を放ったのは、1979−80年の野村克也(44歳5本、45歳4本)、2003年の伊東(41歳3本)に次いで21年ぶり3人目。


〜4/11付サンケイスポーツより抜粋〜