”日本一の投手“になる!!ロッテ・種市篤暉投手(25)が6回2安打無失点の好投。チームの今季初勝利を手繰り寄せると、表情を緩めた。

「素直にうれしい。連敗はできない中でプレッシャーもあった。ゼロで抑えることができてよかった」

志願して六回のマウンドに上がり、気迫の102球だった。四回は2四球で無死一、二塁としたが野村、レイエスと連続三振に抑え、水野を投ゴロに仕留めた。六回以外は毎回の8奪三振。今季から武器であるフォークボールに改良を加えて握りを深くし、シンカー気味に落ちる軌道にした新球を決め球に打者を翻弄した。

努力を怠らない。常に気になったことはノートに書き留めるのが日課。昨年3月のWBCでは予備登録メンバーとして強化試合に参加し、大谷(ドジャース)やダルビッシュ(パドレス)らにノートを片手に質問攻めにした。今でも「確かめながら。困ったら見返す」と教わった技術や変化球の握りを試している。

昨季は自身初の2桁勝利を挙げたが、最終盤に右肘の炎症で離脱もあった。「先発ローテを完走するのは最低条件。それ以上にタイトルを一つ、何か日本一になれるように頑張っていきたい。奪三振(のタイトル)を取れれば一番」。頂点に立つべく、挑戦が始まった。


◆種市にロッテ・吉井監督

「プレッシャーの中で体もちゃんと動いていたわけではないと思うが、しっかりと投げてくれた」


〜3/31付サンケイスポーツより抜粋〜


〜3/31付サンケイスポーツより抜粋〜