新庄流タッチアップで得点増だ!日本ハムは19日、沖縄・名護キャンプで新庄剛志監督(52)の発案により、球界の常識を覆すタッチアップ練習に取り組んだ。通常は後ろ足で三塁ベースを踏んでスタートを切るところ、新庄流は前足のかかとで踏む。両足のつま先を本塁に向けてベースをまたぐように構える姿は、さながら陸上100㍍走のスタートのようだ。

「まだ難しいけれど、(新庄流の方が)慣れれば速いと思う。やっていけば感覚もつかめる」

球界屈指の韋駄天、五十幡が振り返った。従来型と新庄流それぞれのタイムを計測すると、反動をつけて勢いよく飛び出せる分、新庄流それぞれ方が全体的にタイムが短かったという。速い選手では0.2秒も短縮に成功。代田データ分析担当兼走塁コーチは「去年は1点差ゲームが多かった。タイムを削って少しでも勝利につながるように」と手応えを口にした。

五十幡は従来型の方が速かったというが、「引き出しという意味でもプラスになる。(タッチアップを)考えるきっかけになった」を前向きに語った。固定概念にとらわれない新庄日本ハム。斬新なアイデアで勝利をつかみ取る。



〜2/20付サンケイスポーツより厳しい〜