DeNAが新外国人として、米大リーグ通算44試合登板のアンソニー・ケイ投手(28)を獲得することが9日、分かった。近日中に発表予定。米国出身の左腕は昨季、カブスなどで16試合に救援登板し、0勝0敗、防御率6.14だった。

2016年のドラフト1巡目(全体31位)でメッツ入り。183㌢、102㌔の巨漢から投じる直球は150㌔を超え、スライダーやチェンジアップを持ち味とする。先発としての経験もあり、奪三振能力の高さが売りだ。

DeNAは投手陣の補強が急務。先発の柱を担ってきた今永がポスティングシステムでメジャー移籍を目指しており、今永とともにチームを支えたバウアーも大リーグ復帰を模索している。昨季は今永が22試合で7勝、バウアーが19試合で10勝を挙げた。

さらに、NPB通算395試合登板のエスコバーが退団。救援でフル回転してきた左腕が抜けた穴を埋めるため、このオフにメジャー通算146試合登板の救援右腕、ウィックを獲得した。昨季ドジャースなどに所属した190㌢右腕、ジャクソンの獲得調査も進めている。1998年以来遠ざかるリーグ優勝、日本一に向けて積極的に補強を図る。


〜1/10付サンケイスポーツより抜粋〜