先週の金曜日に観に行って、義父と旦那のコロナがあって、記事が挙げられてなかったので………。

 

バッドボーイズ RIDE OR DIE

バッドボーイズ RIDE OR DIE : 作品情報 - 映画.com

ちょっとネタバレます。

 

マイアミ市警のおっさん刑事コンビ「バッドボーイズ」ことマイク・ローリー(ウィル・スミス)とマーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)は、例によって車を飛ばし目的地まで急いでいた。

そんなマイクにマーカスはジンジャーエールが飲みたいと言い出し、えずく振りまでするので、しょうがなく90秒だけやると言いショップに行かせる。

ジンジャーエールを取るとすかさずお菓子を開けて食べ、レジに持って行くが、ホットドッグの匂いにつられ注文すると、強盗が拳銃を突き付けてきた。

早く帰らないとマイクに怒られるとマーカスは強盗に交渉するが、当然聞いてもらえない。

待っていられずマイクが店に入ってくると、マーカスは強盗そっちのけで嘘の良い訳さく裂だが、店員に即行ばらされる。

さっさと出発したいマイクは、強盗を倒し警察に電話する様に言って店を出る。

 

マイクが急いでいたのは、自身の結婚式だからで、相手は理学療法士のクリスティーン(メラニー・リバード)で、式には上司や同僚、次期市長を目指す地方検事ロックウッド(ヨアン・グリフィス)、4年前に(前作)で殉職した上司のハワード(ジョー・パントリアーノ)の家族も参列して、和やかなムードで大いに盛り上がる。

パーティが始まり、マーカスがお祝いの言葉を述べた後、ノリノリで踊っている最中、心臓発作で倒れてしまう。

マーカスは幽体離脱して自分の治療風景を見ていると、突然水の中に沈み、夜の知らない海辺に立っていてた。

亡くなったハワードがそこにいて「まだここに来るのは早い。」と後ろを向かされ背中を押される。

目が覚めるとそこは病院で、彼は管を外し病室を出る。

付き添っていたマイクが起きるとベッドは空で、慌てて病室を出るとマーカスが歩いていくのが見え、後を追うとエレベーターに乗ってしまう。

彼は屋上で両手を広げ、生きている素晴らしさをマイクに訴える。

何とか家に連れ帰ると、今度は隠していたお菓子を探すマーカスだが、糖分、塩分を控えないといけないマーカスを心配して、家族が全部捨てていた。

 

一方某所では銀行家と愛人の所に何者かがやってきて、故ハワードの口座に金を振り込むように脅し、振り込まれると銀行家と愛人は殺されてしまう。

 

その後、故ハワード警部に麻薬カルテルと関係があったという汚職疑惑がかけられ、FBI捜査官の指揮の元、捜査が行われ、その部屋にマイクとマーカスがやってきて「ありえない」と直談判する。

ハワードの娘であるジュディ捜査官(レイ・シーホーン)もやってくるが、手掛かりと思われるマイクの息子・アルマンド(ジェイコブ・スキピオ)の話をすると、ジュディは激怒して父を殺した男を報復すると語った。

 

二人はまず刑務所に収監されているアルマンドに話しを聞きに行くと、ハワードが殺されたのは彼が麻薬カルテルを独自に調べていたからで、今回濡れ衣を着せられたのは麻薬カルテルの報復ではないかと言い、その黒幕の名前はわからないが、顔は覚えていると話した。

 

無実の罪を着せられたハワード警部の汚名をそそぐべく独自に捜査に乗り出すマイクとマーカスだったが、突然彼等のスマホに亡きハワードからメールが届く。

「これを見ているということは俺は死んでいる。とにかく厚底メガネの巨人に会え。」というメッセージを頼りに、厚底メガネと思しき人物で、かつての同僚フレッチャー(ジョン・サリー)の経営するクラブに会いに行く。

フレッチャーと話している時、彼が壁を見ろと目で指図した時、彼は撃たれてクラブは襲撃される。。。

 

めっちゃ面白かったです。

 

最初から二人の掛け合いに、これこれって思わせてくれて、本題に入る前に場を温める、落語でいう所の“まくら”から面白い。

 

糖分、塩分摂取を厳しく制限されているマーカスですが、戦いの間のちょっとした隙に甘い物を食べようとしてしまう所が必死過ぎて笑えます。

 

今回マイクは結婚した事で守る者が出来て、自分の死が怖くなり、収監されている息子と不仲も彼を苦しめていて、肝心の所でパニック発作が出てしまう。

バディのマーカスは臨死体験をした事で、自分は死なないと自信にあふれていて、相反する状態でもお互いを思っての行動に積み重ねた絆を感じます。

 

黒幕のアジトに乗り込んだ後、銃撃戦になった時、パニック発作を起こしたマイクに、マーカスがビンタをしてカツを入れる場面は、アカデミー賞のビンタ騒動の自虐ネタっぽいし、マーカスがマイクの前世はロバと言う件は、映画『アイ・アム・レジェンド』でウィル・スミスが『シュレック』のビデオを観ながら声をあてる所を示唆していたり、小ネタが所々盛り込まれて楽しい。

 

人間関係も、マイクと息子のアルマンド、アルマンドとハワードの娘ジュディ等々いい形で解決されて、わたくしの好きな、良かったで終われるアメリカ映画でした。

 

それと意外だったのが、マーカスの娘の夫レジ―(デニス・グリーン)で、いつもマイクとマーカスにいじられていたのに、黒幕の指示で殺し屋たちがマーカスの家に襲撃した時、一人で家族を守り15人を倒して、めっちゃカッコ良かったです。

 

これから観に行かれる予定の方は、前作の3作目をざっくり復習していくと更に楽しめます(色々忘れちゃったりしてました)。