いよいよ、大好きなそして悲しいシーンが登場です。
キングダム 大将軍の帰還
物語は前作「キングダム 運命の炎」の続きになり、最初にざっくりとしたあらすじの後に龐煖(ほうけん:吉川晃司)が飛信隊に夜襲をかける所から始まります。
ちょっとネタバレます。
王騎に名を授かった飛信隊は趙の総大将龐煖の夜襲を受け、亡くなった仲間の仇を取るべく応戦しますが、まったく相手にならず、信(山﨑賢人)と羌瘣(きょうかい:清野菜名)が応戦するが全く歯が立たず、信が殺されそうになった時、仲間の加勢に助けられ逃走する。
敵将万極(まんごく:山田裕貴)は逃げる集団を飛信隊と聞き、馮忌(ふうき)の仇と知り執拗に後を追うが、飛信隊は別れて逃げ、兄の尾平(びへい:岡山天音)がおとりになり、信を背負った尾到(びとう:三浦貴大)は逃げ延びた先で信と昔話をして絶命する。
翌朝呼子の音に集まった飛信隊は、多くの兵を失ったものの、悲しむ間もなく王騎(大沢たかお)の軍に合流する。
王騎の言いつけを破り、敵の誘導に乗って深追いした蒙武(もうぶ:平山祐介)は待ち受けていた敵兵に囲まれ窮地に陥り、見かねた王騎は後を追う。
まず王騎の側近騰(とう:要潤)が猛スピードで敵本陣目掛け斬り込み、撤退する敵将趙荘(ちょうそう:山本耕史)を討ち取る。
王騎の前に因縁のある龐煖が現れ、両軍総大将の一騎打ちが始まる。
その頃王都は咸陽(かんよう)では、秦王嬴政(えいせい:吉沢亮)に側近昌文君(しょうぶんくん:高嶋政宏)が王騎と龐煖の因縁について話していた。。。
今回はちょっとヤバかったです。
日本映画はとても親切で、前回のあらすじをやってくれるので、予習がいらなくて助かります。
大好きな場面でしたが、やはり泣きそうになってしまいました。
同じ村の幼馴染でずっと一緒に進軍してきた尾到が亡くなる件で、村でずっと無事を祈っていた尾到の婚約者の友里(ゆうり:村川絵梨)が彼の死の際に声が聞こえたと言って、尾平の婚約者東美(とうび:桜井日菜子)と抱き合って泣くシーンはつらくなりました。
今のように連絡手段がなく、どこで何をしているのか全くわからないのですから、いつも不安を抱えていてつらいです。
ふとウクライナで離れ離れの家族のドキュメントを思い出してしまいました。
今は連絡方法がない訳ではないけれど、戦争が続く限り死と隣り合わせな本人だけでなく、待っている人たちもずっとつらいですよね。
趙軍の天才軍師李牧(りぼく:小栗旬)の存在を感じながら、指示を出しつつの龐煖との闘いで、敵の矢を受けた一瞬の隙にやられてしまった王騎でしたが、無事逃げ延び、部下の殉死を許さず、後を騰にまかせ、失策の蒙武に助言し、信に自分の鉾を託し、馬上往生する様は本当にカッコ良くて哀しかったです。
ちょっと違うのですが、某物語にも旺季(おうき)という人が出てきますが、不器用で優しく、哀しい人を思い出してしまいました。
これで実写は終わりなのかと思える舞台挨拶だった様ですが、マンガではまだまだ嬴政のピンチは続き、信の出世は続いていくので注目です。