とあるサイトで見つけた一冊。

 

きせつのしつらいえほん

今は有名どころ以外あまり行われなくなりつつある日本古来の伝統行事を、お子様でもわかりやすく絵本にした一冊で、大人が読んでも面白いのでほんの一部を紹介します。

(後々使うかもしれないです)

 

日本の行事はほぼ神様に感謝するための行事で、中国から伝来したものの他に、日本固有の物もあり、色々な所に神様のあった日本ならではの考え方でもあります。

 

まず本の帯を外して広げると年間の行事に使う物の絵が描かれています。

表紙と裏表紙の裏側には、年間行事が書かれています(小さくて見にくくてごめんなさい)

一時期わたくしのブログでも何度か書いてあり、テーマの“季節の便り”に詳しく載せてあります。

 

1月~12月までの行事を順に絵とその行事の意味などが書かれてあります。

 

日本古来の月(1月、2月の月)の呼び方が好きで、覚え方は「つき、さらぎ、よい、づき、つき、みなつき、ふみつき、はづきながつき、かんなづき、しもつきしはす」の大きい文字を繋げて短歌にした「むきやうさ、みなふみはづき、ながかんな、しもつきしわす、これぞひととせ」で覚えました。

 

行事の初めはお正月で、「正月」の名前の由来、飾り物の門松鏡餅とそこに使う品と意味、おせちの意味と、お重に入れる料理とその意味などが書かれています。

しめ飾りの意味と色々なしめ飾り。

干支七草がゆどんど焼き等々の意味などが書かれています。

 

春の七草はこれも短歌で「せり・なずな、ごぎょう・はこべら・ほとけのざ、すずな・すずしろ、これぞななくさ」で覚えました。

 

余談ですが、父が生前年が変わるとよく言っていた「一月行く、二月逃げる、三月去る」は、文字通り一月から三月は日がすぐに経ってしまうという格言でしょう。

 

2月は節分で、その意味と柊鰯について書かれてあります。

鬼に当てるの意味や豆を入れるの意味、恵方巻を食べる意味が書かれてあります。

 

月ごとに行事の意味ややり方、供え方等子供にもわかる様に書かれているので、とても面白い一冊でした。

 

たまたま昨日は、満月(十五夜)の次の日の十六夜(いざよい)で、肉眼でもほぼ満月でとてもきれいだったのでパシャリ。