ザ・フラッシュ

ちょっとネタバレます。

ジャスティスリーグの一員として世界を守る為（本人はバットマンの後始末と言っている）頑張っている世界最速のヒーローフラッシュは、普段バリー・アレン（エズラ・ミラー）として普通の生活を送っている。

バリーは何時ものように遅刻寸前で朝食を買いにカフェに行くが、いつもの店員がいなくて話が通じず、更にバットマンの執事のアルフレッド（ジェレミー・アイアンズ）からすぐに事件現場に向かうように指示が出て、朝食を食べないと力が発揮できないし、これ以上遅刻は出来ない板挟みになる。

結局、店員がサンドウィッチを作っている間にトイレに駆け込み、フラッシュとして現場に行くが、そこは病院で地下が破壊されていていた。

バットマン（の尻拭いばっかりと愚痴りながら作業するが、病院の一部が崩壊して赤ちゃん達と看護師さんとセラピードッグが高層部から落ちてきた。

高速で移動するとお腹が減って動けなくなるので、落ちてきた電子レンジの中の食べ物を食べたり、自販機を拳で壊し、中の物を食べたりしながら、なんとか人命救助した後、逃げているファルコーネの息子とバットマンの後を追う。

事件はファルコ―ネ（バットマンの敵でマフィアのボス）の息子が殺人ウィルスを盗み、バットマンが捕まえに行くが取り逃がし、ファルコーネ達が乗っている装甲車を追いかけて、すったもんだの末にようやく捕まえる。

しかしファルコーネの息子が橋から落ちて宙づりになり、持っているウィルスが川に落ちると、世界中が感染してしまうので、バットマンは必死に息子を掴むが、手を放しそうになった時にワンダーウーマン（ガル・ガドット）が助けに来て事なきを得る。

フラッシュはカフェに戻り、朝食を受け取り仕事に行くが、事情を知らない上司と同僚は呆れ半分で彼を見る。

バリーは子供の頃最愛の母を何者かに殺され、その犯人として父が逮捕された事が納得できず、ずっと父の無罪の証拠を探していた。

父の判決が明日に迫った晩、バリーは収監されている父と話し、すでに諦めている父を励ましつつ当時の事を考える。

当時母が買い物でトマト缶を買い忘れて、父がお使いに出かけなければ母は死ななかったと考え、バッドマンであるブルース・ウエイン（ベン・アフレック）の過去に行ってはいけないとの忠告を聞かずに過去に行き、買い物中の母のかごに、こっそりトマト缶を入れる。

母の生存確認に家に戻ると、そこには少し年取った元気な母がいて、一緒に母の作ったパスタを食べていると、窓の外に少し若いバリーが帰ってくるのが見えた。

慌てたバリーはまだ学生のバリーの部屋で、自分の能力について話すが、若いバリーはただただ面白がって、真剣に話を聞いてくれず、バリーの能力を見て喜ぶ。

ちょうどその日は研究室に雷が落ち、バリーの前にあった薬剤瓶が割れ、その薬品を浴びた事で、最速の能力を手に入れた日で、バリーは若いバリーを能力者にしようと無理やり研究室に忍びこみ、当時と同じ状況を作るが、若いバリーと一緒に雷と薬品を浴びてしまい、若いバリーは能力を得るが、自分は能力が無くなってしまう。

元の世界に戻れなくなったバリーは、若いバリーと共に彼の住むアパートに行く途中、街のテレビでゾッド将軍（マイケル・シャノン）の乗った飛行船が、未確認飛行体として映っていた。

自分の知る世界で、ヒーローの集団ジャスティスリーグが以前倒したはずのゾッドが生きていると知り、バリーが時を遡って過去に干渉した為に、過去が変わってしまったと知る。

このままではゾッドに多くの地球人が殺されてしまうので、バリーはジャスティスリーグの仲間を探すが、彼等はこの世界では違う名前で呼ばれ、ヒーローではなかった。

唯一バットマンだけがこの世界にいて、バリーは若いバリーを連れて、バットマンの大邸宅に向かう。

バリーは勝手知ったる屋敷に入っていくと、台所で男の攻撃を受けるが、そこにいたブルース・ウエイン（マイケル・キートン）はバリーが知るブルースと違っていた。

ブルースの説明ではバリーが過去に戻った影響で、彼の住む時間軸が壊れ、別の時間軸の過去と交差してしまったと話す。

ゾッドを倒すためにバットマンの力が必要だと話すバリーの説得で、ブルースはバットマンスーツを着ることを決める。

そして、スーパーマンがロシアに監禁されていることをバットマンから聞いたバリーたちは、彼を助けに行くが。。。

面白かったです。

ジャスティスリーグの番外編のフラッシュの物語。

母を亡くしてからコミュ障気味のバリーに比べ、若いバリーはただ明るい能天気の若者で、母の影響は大きいと感じます。

バリーが両親を助けたい一心で過去に戻ってしまったために過去が変わり、それを修正しようとして更に酷くなり、最期はもうカオス状態で、バリーはかなり追い込まれてますが、そこは原作がアメコミなのでしっかり笑わせてくれます。

ＣＧ使ったりメタバースな話ですが、実はドリフとかチャップリンとかのドタバタ喜劇要素が入ってる気がます。

時間軸が変わるので、配役も変わり、歴代映画のスーパーマン、スーパーウーマンのＣＧ（？）も出て懐かしかったです。