岸辺露伴ルーヴルへ行く

ちょっとだけネタバレます。

 

ギフト(特殊能力)を持つ人気漫画家の岸辺露伴(高橋一生)は新たな作品の取材に、とある不思議な古美術商へ行き、彼らの裏の仕事について聞き出そうとするが無下に断られたので、顔がその人の半生が書かれた本になるギフトを使い、お目当ての情報を探る。

 

ある日、担当編集者泉京花(飯豊まりえ)が岸辺の家へ行くと、仕事部屋中に植物が吊り下げられていて、新作に使う絵具(絵具)を探しているという。

泉に昔の絵具について説明をする露伴は、深い黒を探しているという。

露伴は泉に図鑑を出し、光を99%吸収するという黒い鳥を見せ、その黒に泉は驚く。

泉が帰った後、露伴の思考は過去へ向かう。

 

露伴が若い頃、祖母の家に行った時の事。

彼の祖母が夫と営んでいた旅館を廃業し、アパートとして貸し出していて、そこには藤倉奈々瀬(木村文乃)という女性が入居していた。

露伴がお風呂に入ろうと、扉を開けると奈々瀬がいて、彼は慌ててドアを閉め、それから彼女が手ぬぐいを干している所をデッサンしたりするうち、気になる存在になる。

ある日、七瀬は露伴に「最も黒く最も邪悪な絵」について話し、見ても触ってもいけないと話す。

奈々瀬は露伴の描いた自分の絵を見て怒り、ハサミを突き刺し引き裂いて、そのまま出て行き戻ってこなかった。

そして、祖母は奈々瀬の事を知らないという。

 

時は戻り、黒い絵が競売にかけられると知り、泉がなんとかねじ込んでオークションに参加して、モリス・ルグランの「黒い絵」を争奪戦の末15万円という破格の値で落札する。

家に持ち帰るが、争奪戦を繰り広げた2人組の男に絵は持ち去られてしまい、後を追った露伴は絵だけが残されている現場に遭遇する。

すでに亡くなっているルグランの絵は模写で、その元の山村仁左衛門が描いた絵が、ルーヴル美術館にある事を突き止め、露伴と泉はパリのルーヴル美術館へ行く。。。

 

面白かったです。

 

ドラマから映画化あるあるで、スペシャルドラマでやっても良かったのではと思いました。

 

若い頃の露伴がとても人間っぽくて、彼もちゃんとに青春して来たんだと思ったりしました。

 

奈々瀬、仁左衛門、ルグラン、黒い絵等、観ていて疑問に思うことがどんどん増えていったのですが、最後に見事解決されて、あ~そういう事かと。

 

露伴が言っていましたが、普段ポンコツな泉が時々すごい事が判明して、最強なのは実は泉京花なのかも。

 

そして、ルーブル美術館を案内するエマ役の美波さんが相変わらずお美しくかったです。

 

そしてそして、細かい所ですが、ルーブルに行った露伴が、彼の祖母(白石佳代子)が使っていたちっちゃく丸いサングラスをかけていて、これは祖母の形見なんだろうかとか思ってしまいました。